癌ペプチドワクチン療法が免疫との関係をはじめて立証


Pocket
LINEで送る

東京大学医科学研究所の中村祐輔教授らが進めている「癌ペプチドワクチン療法」と免疫との関係がはじめて立証された、という報道が産経ニュース(2009/7/28)に掲載されました。

免疫力を高めてがん細胞を攻撃するペプチドワクチン療法の臨床試験で、ワクチンに反応するリンパ球が陽性の患者は陰性の患者に比べて生存日数が2倍以上長く、末期患者も半数が400日以上生存することが28日、東京大学医科学研究所の中村祐輔・ヒトゲノム解析センター長のまとめで分かった。免疫反応と治療効果の関係が科学的に証明されたのは初めて。体質に合った効率的な治療に役立つと期待される。

中村センター長は全国の大学病院などの協力を得て臨床試験を実施。平成18~20年に行った130人の長期生存患者の血液を分析し、ペプチドワクチンに対するリンパ球の反応を調べた。その結果、陽性患者では半数以上が400日以上生存し、800日を超えた患者も4割近かった。一方、陰性患者では半数が200日以内で亡くなり、400日以上生存した患者は約2割だった。

中村センター長は「ワクチン療法の効果を科学的に実証できたのは画期的。患者ごとの治療効果を早期に検証することが望ましい」と話す。

ペプチドワクチン療法は、がん抗原からアミノ酸化合物のペプチドを人工的に合成し、投与する。強い副作用がないとされ、外科療法、抗がん剤療法、放射線療法に次ぐ「第4の治療法」として注目されている。

癌ペプチドワクチンがリンパ球を活性化した患者では生存期間が有意に延びたということです。逆にリンパ球が活性化しなかった患者では生存期間は短いという結果でした。このデータを元に、癌ペプチドワクチンと免疫との関連がはじめて実証されたとしています。

がんと闘う、たくさんの仲間がいます。応援お願いします。

にほんブログ村 病気ブログ すい臓がんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村


スポンサーリンク

スポンサーリンク

このブログの関連記事

  • 横浜・山手西洋館めぐり横浜・山手西洋館めぐり 昨日はチェロの先生のコンサートが、横浜港の見える丘公園内にある「イギリス館」であった。コンサートは夕方だが、早めに出かけて山手西洋館めぐりをすることにした。石川町駅で降りて、「ブ […]
  • パスワードの管理パスワードの管理 もう散ってしまったけど。どこのユルキャラ?いえ、パチンコ店の宣伝です。 前回のOpenSSLのHeartbleed問題。flickr.com […]
  • がんの名医は疑ってかかれがんの名医は疑ってかかれ […]
  • 因果関係より相関関係:ビッグデータの時代因果関係より相関関係:ビッグデータの時代 ノバルティス社のディオバン問題は検察の強制捜査が入っています。最初にこの問題が報道されたとき、統計処理をノバ社の社員に任せた、と報じられたのですが、「統計の分からない医者が臨床 […]
  • CDの再リッピング終了CDの再リッピング終了 […]
  • オーダーメイド医療は「既製服」 遺伝子研究を売り込むがあまり、デーラーメイド医療やオーダーメイド医療というような個人仕様の医療を強調し、従来の医療を「平均化」という言葉を用いて批判する医師や医学研究者がいる。 […]

癌ペプチドワクチン療法が免疫との関係をはじめて立証” に対して1件のコメントがあります。

  1. 安藤 美広 より:

    中村祐輔教授様 拝啓 8月25日毎日新聞の記事を見て絶望から一筋の光を感じました61歳男性のがん患者です。唐突でぶしつけなメールにて誠に申し訳ありません。小生昨年11月に肝内胆管ガンの手術をしましたが、半年後3箇所も再発し現在抗がん剤の治療をしていますがなかなか効果が上がっていません。再度の手術も、放射線も不適であるとの診断をうけて沈んでおりました。このまま短い時間で朽ち果てるのかと悲しくてなりません。生あるあいだに可能なことはすべて実施したいと望んでおります。本当に勝手なメールとも思っております。千葉大医学部の主治医の先生に新聞記事の内容をお持ちしましたが、千葉大では免疫療法は行っていないとのことでした。小生が直接お願いし、免疫療法の機関などの紹介をしてもらえるようだと、今までの治療にデーターは提供するし、紹介状も書いてくれるとおっしゃってくれています。人生はいつか死ぬときはきますが、まだも少しは家族のために命を永らえたく思っています。ご支援が賜れますならと心より思っております。ご高配謹んでお願い申しあげます。 敬具 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です