入れ歯が折れちゃったよ!

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いつもの散歩コースにある民家なのですが、ガレージの入口にいつもアンパンマンが鎮座しています。今月はサンタさんの衣装です。後の車はナンバープレートも付いているので"現役"らしいのですが、出し入れのたびにアンパンマンをどかすのだろうかと、他人事ながら気になります。


先週のチェロ忘年会でのこと。鳥の軟骨唐揚げをばりばりと食っていたら、軟骨をかむ音とは少し違う「バリッ」という音がした。吐きだしてみると入れ歯が真っ二つに折れていました。(飲み込まなくて良かったよ!)二十歳の頃に交通事故で前歯をほとんど失っており、義歯とは長いおつきあいです。今では身体の一部のように違和感もなくなっていますが、さすがに折れた入れ歯では年が越せない。

ネットで近くの歯科医を探したら、結構評判の良さそうな歯科医院が見つかったので早速電話をしたら、「来週でなければ予約が取れません。入れ歯の修理ですか? たぶん来年になると思います」と、声だけは親切で丁寧な先生の返事です。本当に正月を"歯無し"で過ごすことになりそうで、これじゃ"話"にならない(*^_^*)と、予約はお断わりしました。

少し遠いが、この義歯を造ってくれた歯科医院に電話したところ、「今からおいでください」との返事。こちらは結構大きな歯科医院で、診察用台がが10脚もあります。受付に行くと「平成13年に来て以来ですね」と言われました。「修理に30分ほどお時間をいただきますが、よろしいでしょうか?」と申し訳なさそうに言うが、来年までかかるのと比べれば30分なんて文句の言えるわけがない。壁を見るとこんな掲示が架かっていました。「当院には歯科技工士が勤務していますから、入れ歯の修理は迅速にできます」。評判が良くても先生一人の歯科医院では歯科技工士は置けないよなぁ、と納得。

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歯科技工士の世界も競争が激しいようです。聞いたところによると、昔のように歯型を取るのではなく、口腔内をレーザーで立体計測してデジタルデータを作り、メールに添付して中国・東南アジアに送信するのだそうです。受け取ったデータから入れ歯の型を作って、FedExで送ってくるのだとか。デジタル革命はこんなところにも影響しているのです。海外で造れば相当安くできるので歯科医は保険との差額が利益になるのでしょう。これはカナダの友人(彼も歯科技工士)の証言です。日本でも歯科技工士の仕事が減っているのでしょうか。年収データを検索すると平成13年当時の水準以下になっていますね。高齢化社会になるから歯科医や歯科技工士は足りなくなる、等といわれましたが、歯科医でさえもワーキングプアの時代、歯科技工士はなおさらです。

私の入れ歯はきれいに修理ができました。これでお正月の雑煮も大丈夫です。しばらく(9年間も)歯のチェックをしていないので、全体を検査してもらうことにしました。二カ所に小さな虫歯がありましたが、簡単に治るようです。歯周病も怖いですからね。こんな情報を以前にもアップしたことがあります。

歯周病によりがんのリスクが高まる可能性があるとの研究結果が27日明らかになった。インペリアル・カレッジ・ロンドンのドミニク・ミショー博士らが専門誌に発表した。

 歯周病歴のある男性医療専門家を対象にした長期研究で、がんを患う可能性が全体的に14%高いことが判明した。論文では「喫煙その他のリスク要因を考慮した上でも、歯周病は肺や腎臓、すい臓、血液のがんのリスク増大と大きな関連性があった」としている。

また、歯周病菌は、歯だけではなく、全身にも影響を及ぼすこともわかっています。組織や白血球などを破壊する歯周病菌の毒素や、炎症によってできる物質などが、全身に広がる危険性があるのです。具体的には動脈硬化の促進、誤嚥性肺炎、糖尿病の悪化、低体重児出産・早産などのリスクが生じます。

安西さんの「米国統合医療ノート」にもこんな記事がありました。

 歯をめったに/まったく磨かないと答えた人は、1日に2回磨く人に比べ、循環器疾患で入院するリスクが1.7倍高くなっていました(P<0.001)。
また血液検査をすると、炎症と関係するタンパクのCRPの値も(Ptrend=0.046)、血液凝固と関係するフィブリノーゲンの値も(Ptrend=0.015)、どちらも歯磨きが少ないほど有意に高くなっていました。体のどこかで炎症が起きており、血液が固まりやすくなっていることを示しています。

歯磨きを怠ると歯周病のリスクが高まります。歯周病になると、炎症は口の中で起きていても、その影響は血液にのって全身に及びます。その結果、重い循環器病を引き起こすリスクが高まっているようです。

がんに効く生活―克服した医師の自分でできる「統合医療」
『がんに効く生活』でも「2 炎症がもつふたつの顔」で、がん細胞が炎症反応をどのように利用しているかを説明し、「がん細胞が成長し、新しい領域を侵略するのに必要な炎症をつくりだすことを身体が拒否したとき」には、「この野蛮な武装集団(がん細胞のこと)を解体し、毒性を失わせることも可能である」と強調しています。

ですから、がん患者は玄米菜食やサプリメントに必死になる前に、先ず歯の検査をして、歯周病を治すことが先決だということですね。

今夜はクリスマスイブ。おいしいケーキを食べたあとはしっかり歯を磨きましょう。GI値が高く、トランス脂肪酸を大量に含むケーキは「がんの栄養」ですが、クリスマスくらいは、ま、いいかということにして。


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