放火犯人を消火活動に貢献と表彰する行為だ


【日 時】2020年9月21日(敬老の日) 13:00~16:00(開場:12:45)
【参加資格】膵臓がん患者とその家族
【参 加 費】無料
【定 員】 100名
【内 容】
第一部 講演:佐藤典宏先生
   「膵臓がんの標準治療と代替医療~外科医の立場から~」
第二部 患者さん同士の交流会。コロナにも膵臓がんにも負けないぞ!

ウェブ会議ツール「Zoom」を使ったWeb交流会となります。
スマホだけで簡単に参加することができます。


詳しくはオフィシャルサイトで

9月20日9:00AMまで参加申込受付中です。
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一瞬、これは悪い冗談かと思った。日本対がん協会が、今年の朝日がん大賞に、あのミスター100ミリシーベルトの福島県立医科大学副学長の山下俊一氏を選んだと朝日新聞の報道である。朝日がん大賞は、朝日新聞社が提案して賞金も負担している。

日本対がん協会(垣添忠生会長)は、今年度の朝日がん大賞と対がん協会賞の受賞者を1日付で発表した。大賞には長崎大学大学院教授で、7月に福島県立医科大学副学長に就任した山下俊一さん(59)が選ばれた。チェルノブイリ原発事故後の子どもの甲状腺がんの診断、治療や福島第一原発事故による福島県民の健康調査や被曝(ひばく)医療への取り組みが評価された。2日に鹿児島市である「がん征圧全国大会」で表彰する。

山下氏は飯舘村の人たちにも「避難する必要はない。子どもだって住み続けて大丈夫」「放射線は笑っている人にはきません」と言って、住民の被ばくを許した人物である。100mSv以下はまったくがんの心配はないと言っていたはずだ。山下氏の主張が正しくて、放射線による影響がないのなら、取り組むべき被ばく医療などないはずである。被ばく医療が必要だというのなら、不必要な被ばくを許した張本人の一人である山下氏が大賞に該当するはずがない。どちらにころんでも、日本対がん協会が山下氏に大賞を与える理由が見つからない。

被ばくの影響は早く現われる白血病でも5年程度先のことだ。今必要なのは「被ばく医療」ではなく、子どもたちの被ばく量をはかり、汚染地区から避難させ、除染をすることではないのか。これでは放火犯人を消火活動に尽力した(する予定?)として表彰するようなものだ。

いったいだれがどのような基準で選んでいるのかと、調べてみた。日本対がん協会そのものが、朝日新聞社も所有権を持つ有楽町マリオンの中にある。役員名簿によれば、理事長が箱島信一氏で、2005年に武富士広告費問題の責任を取って朝日新聞社社長を辞任した人物。日本新聞協会会長になったが、新党日本に関するねつ造事件の責任を取って、これまた辞任して、今は朝日新聞社の顧問の肩書きを持っている。理事の一人である秋山耿太郎氏は、現朝日新聞社社長である。監事には、朝日新聞社取締役財務担当の小畑和敏氏、評議員の中にも朝日新聞社経営企画室長・ 阿部圭介氏がいる。ようするに朝日新聞社の外郭団体といっても良いほどに朝日新聞どっぷりの団体だった。これは朝日新聞経営陣の意志だということだ。

朝日新聞は「脱原発」へ舵を切ったといっている。「提言 原発ゼロ社会、社説特集」も企画した。しかし、その内容は「推進から抑制へ」であり、

ゼロにできるのはいつか。
技術の発展や世界の経済情勢に左右され見通すのは難しいが、20~30年後がめどになろう。

というのだから、マスコミお得意の「現実的に選択して」当面は現状維持と言うことだ。そこに今回の山下の大賞受賞である。朝日の体質は骨まで変わっていない。

万病に効く霊芝、恋愛運を呼び込むというピンクのパワーストーンを自分のサイトで販売して、薬事法違反で摘発されたアグネス・チャンがいまだに「ほほえみ大使」として対がん協会に紹介されている。盛大にリレー・フォー・ライフやピンクリボン活動をやってはいるが、一面では胡散臭い協会ではないのかと疑問に思う。

役員には2人のがん患者、『がん六回 人生全快』の関原健夫氏と岸本葉子さんがいる。評議員の岸本さんなんぞは、実際の運営には関わってはいないと思うが、山下氏の受賞を知っているのだろうか。それにしても岸本葉子さんは、今回の福島原発事故に関して一言も発言していない。がん患者として山下俊一氏の受賞をどう思っているのか聞いてみたいものだ。「岸本葉子ブログ」には「福島原発」の語句がひとつもないのだ。その一方で(財)日本原子力文化振興財団の月刊誌「原子力文化」には九月号までに連続して21回も連載を続けている。(財)日本原子力文化振興財団は文化人・学者を対象に、原子力の安全神話の役割を担うように活動してきた団体だということは、たぶんご存じのはずだと思うが。

物書きでも福島原発事故に対して積極的に活動し発言している人もいる。田口ランディ氏は『ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ: 原子力を受け入れた日本』をまもなく出版する予定だし、福島の子どもたちの疎開、北海道や長野での林間学校に関わっている。岸本さんと対談して『いのちの往復書簡』を著わした玄侑宗久氏も福島の住民のことを深刻に考えてブログで発信している。おしどりマコ・ケンは出演企画をキャンセルされても原発について書き続けている。いや官邸の記者会見にまで参加している。

がん患者として、日本対がん協会の評議員として、「原子力文化」に寄稿しているエッセイストとして、あなたは福島の子どもたちの将来をどのように描いているのでしょうか。どうか眼を覚まして欲しいのです。


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