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Web交流会のご案内


第11回『膵臓がん患者と家族の集い』Web交流会

【日 時】2021年10月10日(日) 13:00~15:00(開場:12:45)
【場 所】Zoomを使ったオンラインの交流会です
【対 象】膵臓がん患者とその家族
【参加費】無料
【定 員】30名
【内 容】患者さん同士の交流会のみの開催です。迷っていること、気になることなど、同じ病気の仲間と気軽におしゃべりしましょう。

ウェブ会議ツール「Zoom」を使ったWeb交流会となります。
スマホだけで簡単に参加することができます。
参加申込受付中です。

詳しくはオフィシャルサイトで

あなたじゃ無理だよ、山下さん

山下俊一氏は、私は人のよい専門バカだろうと推測しているのだが、MRIC by 医療ガバナンス学会に投稿された亀田総合病院の小松秀樹医師の「無理です山下さん、やめてください福島県(その1)」でそれを再確認したような気分です。<「その2」はこちらに

山下氏は、外国の学者の分類にしたがって「最初は危機管理、クライシス・コミュニケーションの立場からお話していたのですが、4月に文科省から『数字』が出た以降は、リスク・コミュニケーションに変わりました。」と言いました。小松氏は「クライシス・コミュニケーションとリスク・コミュニケーションで、説明内容が異なるとすれば、同一人格が両者を担当すると、信用されなくなります。原発事故によるクライシスへの対応は、選挙の洗礼を経ていない学者には無理というものです。」と断言します。「放射線の影響は、にこにこ笑っている人には来ません」などはジョークがジョークになっていないと。

次に文章などは、がん患者としても参考になる内容です。

私は、医師としての長い生活で、絶望的な状況にある人たちと対話を繰り返してきました。たいていの日本人は危機的状況に冷静に対応できると思っています。 下手に安心を与えようとすると、嘘や隠蔽が避けられません。かえって、不信の原因になり、以後の対応がとりにくくなります。

アウシュビッツを描いたフランクルの『夜と霧』を読んで、最も印象に残ったのは、絶望的な状況の中で希望を持つと、それがかなえられなかったときに、人格が破壊されることを述べた部分です。私は学生時代、山岳部のリーダーだったのですが、冬山では、ばてたときは余裕のある間にギブアップするように言ってい ました。もうちょっとだから頑張れというのは禁句です。先の見通しなしに、本当に頑張ると、ひどく危険なことになりかねません。

何が何でもがんと闘うという姿勢は、一見前向きに見えるのですが、願いがかなえられないと知ったときには脆いのです。「希望」が「執着」になってしまっています、と『夜と霧』については私も以前に同じようなことを書いています。『神様のカルテ2』でも屋久島くんが榛名さんに薦められてこの本を読み、人生に前向きに生きようとするシーンがありましたね。閑話休題。

山下氏は、弾圧を受けず、民衆と苦しみを分かち合わず、しかも、宗教的カリスマ性がありません。にもかかわらず、安心を説きました。私が言うのだから信じなさい、ということでしょう。現代の日本で、安心しなさいと言って安心を与えようとしても無理です。できるのは、科学的データを体系的に提示し、リスクを相対化して分かりやすく比較検討することだけです。後は、個人の心の問題です。

「その2」には、「山下氏のもう一つの失敗は、うかつにも、福島県と組んだことです。」として、3・11以後の福島県の対応に、煮え湯を飲まされ続けた小松秀樹医師の激しい憤りを書き綴っています。

  • 双葉病院事件のように、県の職員の言動に問題があって社会に大きな迷惑をかけても、責任を明らかにして謝罪するなどの後始末をしようとしません。
  • 南相馬市の緊急時避難準備区域に住民が戻った後、法的権限なしに、書面を出すことなく、口頭で入院病床の再開を抑制し続けました。
  • 福島県立医大は、2011年5月26日、学長名で、被災者を対象とした調査・研究を個別に実施してはならないという文書を学内の各所属長宛てに出しました。
  • 南相馬市の病院には、甲状腺の専門家や甲状腺の超音波検査に習熟した技師がいません。そこで、地元の病院の院長が、関西の専門病院の協力を得て、小児の甲状腺がんの検診体制を整えようとしました。講演会や人事交流が進められようとしていた矢先、専門病院に対し山下俊一氏と相談するよう圧力がかかり、共同作業が不可能になりました。
  • 福島県は、南相馬市立総合病院で実施した内部被ばくのデータを一人あたり、5000円で提供するよう、市立総合病院に要請しました。県が一括管理するのは、あまりに危険です。震災での福島県の数々の不適切な行動が、危険であることを証明しています。
  • 福島県・福島県立医大は、放射線被ばくについての被災者の不安が強かったにも関わらず、検診や健康相談を実施しようとしませんでした。しびれを切らした市町村が、県外の医師たちに依頼して検診を始めたところ、県はやめるよう圧力をかけました。
  • 福島県は、自ら関与していないにもかかわらず、地元の市町村が独自に行った検診結果を県に報告せよ、ついては、個人情報を出すことについての同意を地元で取れと指示しました。
  • 透析患者約800名の後方搬送では、福島県は、自ら搬送するとして、民間での搬送をやめさせておきながら、すぐに搬送を放棄しました。

私は3・11以後の亀田総合病院の臨機応変で「患者の命を守る」という一心の活動を逐一ネットで知り、感嘆の念を持って見てきました。ですから小松医師の怒りが納得できるのです。人を評価する際には「何を言ったかではなく、何をしたか、あるいは何をしなかったか」が重要です。その基準に照らせば、山下氏や福島県の言い分よりも小松医師のことばを信用します。

山下氏や福島県立医科大学に、子どもたちの被ばくデータを一元管理させてはなりません。これまでの実績に照らして彼らは信用できないからです。


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