西尾正道先生の新著

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がんセンター院長が語る 放射線健康障害の真実
先日の千葉徳州会病院でのがんペプチドワクチン講演会においてもご本人が宣伝していましたが、北海道がんセンター院長の西尾正道先生の新著がまもなく発売です。旬報社のサイトに著作の「はじめに」を引用した記事があり、すばらしい内容なのでここにその一部を紹介します。

 東京在住の知人から、「ある会社の社長が本社を大阪に移す」と言い出しているので風評被害を収めてほしいとの電話を受け、少ない情報のなかで、「緊急被曝の事態への対応は冷静に」という原稿を書き、3月14日にインターネット上で「MRIC by 医療ガバナンス学会」のメールマガジンVol.64に掲載した。当然にもまともな原発事故対応がおこなわれるであろうという前提で書いたものである。日本の緊急被曝医療対策は、1999年9月に発生した東海村JCO臨界事故の教訓を踏まえて、2000年6月に「原子力災害対策特別措置法」が施行され、多額の予算の投入により、事故時の初期対応の迅速化、国と都道府県および市町村の連携確保など、防災対策の強化・充実が図られてきたはずであった。
 しかし現実は犯罪的ともいえる杜撰でデタラメな対応と、情報の隠蔽がおこなわれた。確かに全国でおこなわれてきた緊急時被曝医療の対応についての会議や訓練はアリバイ工作的におこなわれてきたにすぎないことを考えれば、当然かもしれない。
 3日後に自衛隊がヘリコプターで注水作戦を開始した。自衛隊ヘリが被曝を避けるために遮蔽板をつけているのを見た時点で、放射線防護のイロハも理解していない人間が指揮していることがわかり、放射線の健康被害について発言せざるをえなくなった。

自衛隊ヘリの散水を見たときには、私もあっけにとられました。「こりゃダメだ。あほなことをやっている」と。しかしマスコミもネットでも賞賛の声が多かったですね。

私もこのブログで、3.11の直後から「今後は内部被ばくが問題だ」と書き続けてきました。当時はまだマスコミでも内部被ばくには関心が薄く、外部被ばく線量だけで「影響はない」として、私のような主張をする者を「不安を煽る」「風評被害を広げる」という始末でした。

健康被害にかんする情報は、風評被害を防ぐという大義名分があるとしても、あまりにも原子力政策を推進する立場で修飾されたICRP(国際放射線防護委員会)の情報のみが流布されている。こうしたフィルターのかかった情報が一般市民向けにわかりやすく書かれた本となり出版されているが、内部被曝の危険性等を論じた書籍は少なく、また難解なものが多い。

放射線防護の専門家と称している人たちは、ICRPの報告書を読んで教えている人が多く、実感として放射線の怖さを知っているわけではない。政治経済的な思惑で修飾された知識ではなく、放射線を扱っている現場の実感から放射線の問題を市民にわかりやすく知らせる必要性を感じ、本書を出版することとした。

御用学者の中で、線量計が振り切れる恐怖を実感した者などいないだろうと思う。まだ発売前ですが、内容に期待しています。注文しました。

今後の長く続く内部被ばくとの闘いは、突き詰めれば「がん予防」です。それは例えば『がんに効く生活』に書かれているような生活に変えることです。豊かすぎる食生活や不規則で運動不足の生活を見直して、精神的に豊かな生き方に転換する契機になるでしょう。それが「原発に頼らない生活」につながっていくはずです。


がんと闘う多くの仲間がいます。

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