東京でも黒い物質 高濃度の放射性セシウム

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【日 時】2018年12月23日(天皇誕生日) 13:10~16:30(開場・受付:12:50ごろ)
【場 所】JR京浜東北根岸線 大森駅東口から徒歩4分 Luz大森 4階 入新井集会室
【参加資格】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参 加 費】500円(会場使用料及び資料代)
【定 員】 130名
【内 容】
●講演「私が手術、抗がん剤をやめたわけ」:待夢さん、SAKUさん
●患者さんどうしの情報交換会
●二次会(希望者だけ)

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今日の東京新聞で報じられた黒い物質のことは、以前から南相馬市の大山弘一市議がブログで取り上げていました。
№Bq/kg-dry採取場所試料名
_____________________
①1,320,000原町区牛越土壌
②1,960,000鹿島区橲原土壌
⑥5,570,000小高区金谷土壌
⑧   16,200原町区国見町土壌
⑪ 793,000小高区上町土壌
⑫ 430,000小高区本町土壌
⑬ 583,000小高区本町土壌
⑭2,970,000小高区金谷土壌
⑰ 522,000小高区金谷牛ふん

この黒い藍藻類にはなんと、最高で557万Bq/kgの放射性セシウムが含まれています。神戸大学の山内知也教授が100万Bq/kgの資料を分析した結果がこれです。
518479309

スペクトルには、Cs-134の6本のピークとCs-137の1本のピークが出ています。本格的なきちんとした分析でしょう。

日刊SPA!が「24万Bq/kgという高濃度の「黒い粉」が東京でも見つかった!!」と報じました。「江戸川区のJR平井駅周辺で『黒い粉』らしきものを見つけ、採取したサンプルを神戸大学の山内知也教授に検査してもらったところ、最大で1kgあたり24万3000Bqという数値が出たんです」と。江東区でも9万Bq/kgの測定値です。

首都圏でもいたるところでこのような状態だと想像できます。

一般ごみとして廃棄しても良いクリアランスレベルは超えており、Cs-134、Cs-137はともに10Bq/g(10,000Bq/kg)を超えるものを「放射性物質」として扱うと法律で決めているのですから、その557倍もの放射性物質です。普通なら文部科学省の係官が飛んできて、周囲を囲って安全な場所に移動させなくてはならないはずです。昨年11月に世田谷区のスーパー駐車場付近でラジウムが発見されたときには大騒ぎしてそのような対応をしたのです。福島原発事故を受けて、政府の都合で勝手に新しい法律を作ってごみの焼却基準を作ったのですが、それさえも超えています。厳重に保管廃棄しなくてはならない濃度です。

2011年8月に成立した放射性物質汚染対処措置法は、原発施設から発生する放射性廃棄物に含まれるセシウム137のクリアランスレベルの基準値を100ベクレル/kgから、8000ベクレル/kgに緩めたのです。

ただ、ネット上では、この黒い物質の放射能濃度を「チェルノブイリの強制移住エリア」並みだという書き込みが多数ありますが、これは間違った計算に基づく誤解です。Bq/kgからチェルノブイリの避難区域の区分であるBq/m2(平方メートル)に換算するには「65倍すればよい」と言いますが、その前提となる試料の採取方法を確認しなくてはなりません。

結論だけを言えば、この黒い物質に関して体積から面積に換算すること自体、意味がありません。しかし、この物質が都内の至る所にあると覚悟して、風に飛ばされたものを吸い込めば内部被ばくにつながるのですから、少なくとも風の強い日には花粉症用のマスクをすべきです。

南相馬市の汚染は深刻です。セシウムでこれほどあるのですから、ストロンチウム、プルトニウムなどの他の核種もそれなりに存在しているはずです。内部被ばくを考える市民研究会は、19日の声明「原発なき社会の実現のために」で次のように指摘しています。

3号機の使用済み核燃料プールには、燃料交換機と呼ばれる大型クレーンが落下していることを4月13日東電は発表しました。3号機の使用済み核燃料プールの中心部にはMOX燃料というプルトニウムを強化した核燃料が貯蔵されていたことがわかっており、昨年3月14日の3号機の爆発はこの使用済み核燃料プールの真上で起きたこと、つまり、使用済み核燃料プールの冷却水が失われ、MOX燃料中のプルトニウムが溶融、部分的に臨界に達したことによる小規模核爆発であった可能性が濃厚になりました。南相馬市で発見されている、アルファ線を強く出す「黒い物質」は3号機から爆発の際に飛び散った核燃料そのものである可能性もあります。

興味がある方は下の計算根拠を見てください。


計算の前提:

  • 土壌の密度:1.3g/cm3
  • 土壌の採取は深さ5cm
  1. 土壌1kgの体積は、体積(cm3)=1000(g) / 1.3(g/cm3)=769 (cm3)
  2. これを深さ5cmの容器に入れたとしたときの表面積は、769 / 5=154(cm2)
  3. 単位表面積(cm2)当たりのBqはその逆数で、1 / 154
  4. 単位をm2当たりにするために10000を掛けて、1 / 154×10000=65

Bq/kgをBq/m2に換算するために65倍すればよいのは、密度と採取深さが上記の場合だとわかります。しかし、この数字だけが一人歩きしているようです。

では、黒い物質の場合はどうなるか。藍藻類だとしてその密度を仮に0.5(g/cm3)、表層部分1cmをはぎ取ったとします。同じ計算方法で、

1 / (1000 / 0.5)×10000=5倍

100万Bq/kgの黒い物質なら、5倍して500万Bq/m2。これなた確かにチェルノブイリの「強制避難区域」に該当します。しかし、表層部分を1cmでなくて1mmとしたら、0.5倍ですから50万Bq/m2で「希望すれば移住が認められる」区域になります。

密度と試料の採取深さによって、どのようにもなる計算です。

単純に換算してチェルノブイリと比較することに合理性はありません。もちろん「危険ではない」わけでもありません。

日本全体が、多かれ少なかれ放射能で汚染されており、気候や生物濃縮によって、その放射能がまだら模様に広がり、流動しているのです。どこにでも高濃度の放射能が見つかる可能性があります。3.11以後は、日本人はみんなこうして放射能に曝される「ヒバクシャ」となったのです。

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