余命宣告を受けながら放射能と闘う医師

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【日 時】2018年12月23日(天皇誕生日) 13:10~16:30(開場・受付:12:50ごろ)
【場 所】JR京浜東北根岸線 大森駅東口から徒歩4分 Luz大森 4階 入新井集会室
【参加資格】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参 加 費】500円(会場使用料及び資料代)
【定 員】 130名
【内 容】
●講演「私が手術、抗がん剤をやめたわけ」:待夢さん、SAKUさん
●患者さんどうしの情報交換会
●二次会(希望者だけ)

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福島県南相馬市にある原町中央産婦人科医院の高橋亨平先生を描いたドキュメンタリーが、2012年5月30日(水)深夜26時20分~27時15分(福島テレビ・フジテレビ系)で放映されます。

見えない放射能の恐怖によって人口7万人の南相馬市からは多くの住民が避難を余儀なくされた。そもそも医療過疎が進んでいた地域では医療崩壊が現実のものとなっていた。妊婦は住み慣れた南相馬市を離れて行かざるを得なかった。「子どもが生まれない町に未来はない」と話す高橋医師は国や行政からの支援が得られない中、南相馬市で暮らす妊婦の被ばく量の管理を始めた。

「南相馬除染研究所」を設立して地域の放射性物質を取り除く除染活動を先頭になって進めていた。そんな高橋医師の活動には共感する仲間が増え支援の輪は大きくなっていった。 高橋医師が、がんを告知されたのは震災から2カ月後のこと。直腸で見つかったがんはすでに肺と肝臓にも転移していて余命半年の宣告を受けた。それでも患者の診察と除染活動を続ける高橋医師は決して弱音を吐くことはなかった。

高橋先生の活躍に列挙すると、

などに紹介されています。住民の健康を守るために行政と果敢に闘ってきた方です。ホールボディカウンターもご自身で購入されて子どもたちの検査をしてきました。玄侑宗久さんもブログで「同志」で親愛を込めて紹介していました。

 およそ一時間半にわたり、じつにさまざまなお話を伺ったのだが、ここでは少しだけその成果を申し上げておこう。「低線量放射線の問題は、すでに哲学的な問題」ということ。「被曝影響が蓄積するという誤解は、なんとしても解かなくてはならない」ということ。そして先生の持説でもある「子どもの被曝影響についての見直しの必要性」について、などである。
 すでに南相馬には先生によって除染研究会という組織も立ち上げられているが、今度は南相馬市立病院に、放射線のメンタルケアを専門にする科が設けられるそうである。この問題はすでに、そういう問題なのだ。
 面談後、夕日を浴びて帰る道もじつに美しかった。
 高橋先生は私が帰る直前にお寺に電話をくださり、戻ってすぐに掛け直すと、「同志を得たような気持ちですよ」とおっしゃった。どうもそれだけ言うために、お電話をくださったようなのである。

がんサポート情報センターにも、鎌田實氏との対談『放射線との闘いはわが余命との競争です』が載っています。すごい先生です。気骨の人とはこういう人を言うのでしょう。

鎌田  先生は、先ほどの放射線量の問題が浮上する前から、1台5000万円もする、内部被曝検査のできるホールボディカウンターを、個人的に購入する意志を表明されていましたが、あれは本気でそう言われていたんですよね。

髙橋  もちろんです。

鎌田  私はその話を聞いたとき、この医師は普通の医師会の先生ではなく、鬼気迫るものがあるな、と思ったわけです。そこで話は冒頭のがんの話に戻るわけですが、それはご自身の病気と関係しているんですか。

髙橋  してます。いのちとの競争です。私はがんと診断されたとき、全然驚かなかったし、何にも感じませんでした。主治医とは、私のがんのことよりも、この福島県をどうするかということについて、論争ばかりしていました。それが1つの救いだったかもしれません。危機に立つ福島県を、そして南相馬市をいかに良くするかで頭がいっぱいで、そのために政府と闘い、厚労省と闘い、県と闘ってきました。

やるべきこと、目標があり、それに熱中していれば癌の告知もそれほどショックではないですね。というか、このさきどうなるのか、いつ死ぬのか、死への恐怖なんぞを感じている余裕がない。いまやるべきこと、今日でなければできないことで頭がいっぱいでした。

高橋先生、昨年11月に病気治療のため辞められたようですが、いまでも原町中央産婦人科医院のサイトに文章を書き続けています。「I’ll BE BACK」にはこのようなことを書かれています。

しかし、一方で思えば、今の日本は正しく「獅子身中の虫に泣く」と云う状態で、主が滅びるまで虫は食い続けるという実態も分かりました。取り返しのつかない所まで来てしまった状態で、この大きな東日本大震災・原発事故が起きました。このことは本当に悲しい出来事ですが、神が与えた大きな試練の場であるかもしれません。現場の人々は身を粉にして、日々戦い続け、へろへろの状態の中でも、何とか頑張れたのは、全国からの励ましと支援、応援があったからだと思います。ただ気になるのは、そんな中でも虫達は平然と増殖し続けている事です。そんな人生あっていいのでしょうか? 国民の幸せとは何だろうか? 早く市民、現場の目線に立つ事の重要性に気付いてほしい!

検証 福島原発事故・記者会見――東電・政府は何を隠したのか
もうひと方、胆嚢末期がんと闘いながら政府や東電のマスコミ発表を監視し続けてきた弁護士の日隅一雄氏。東電や政府の欺瞞もご自身の癌との闘いもブログで書き続けています

 消費税賛成派の急先鋒である藤井裕久党税制調査会長は、元大蔵省(現財務省)の官僚で、エリートコースにいた人物。つまり、彼は、財務省の擁護者に過ぎない。彼の発言は、財務省の意向を汲んだものになっているというほかない(●末尾に財務省出身議員リスト掲載●)。

 したがって、消費税を直ちに決定しないと日本が国際社会から経済的に弱体化したものとみなされるなどという彼の「脅し」は、言って見れば、「原発を再稼働しないと日本から企業が逃げていく」という脅しと似たようなものだ。

 電気代が上がったからと言って、日本から逃げていくはずがない。それよりも、為替の問題の方がよほど影響が大きいからだ。

 消費税の問題だって、予算の健全化を先に検討したうえで、消費税を検討するということになるだけなのだから、国際的に見捨てられるはずがない。

 アメリカが日本のヤクザに対して厳しい判断を示したが、日本の予算は、ヤクザの問題も含め、特別会計にメスを入れない限り、健全化しない。そして、健全化しないまま、消費税を増税しても、そういう闇の部分に増税した分が回るだけで、納税者にメリットがないのは明らかだ。

こうした方たちをみていると、使命感を持っている人間は強いと改めて感じます。もちろんお二人とも考えられるかぎりの治療は行っています。しかし、その結果を受け入れる心の準備ができている。がんと戦うことと、自分のやるべきことをやる、これは両立できるし、ある意味ではまったく別次元の問題です。

がんであれ、仕事、人生のすべてについてに言えることですが、「最善と思うことをやる。結果は受け入れるだけ」。これが、たとえがんが治らなくても、がんに負けない極意です。

がんと闘う多くの仲間がいます。

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