がん患者だって原発の再稼働に抗議する
今日は私の膵癌を発見するきっかけとなった先生、いつもインスリンが出ていることを「おかしいなぁ?」と言ってくれる糖尿病専門の先生のところで、5年生存の報告。「あなたの場合は、本当にすべてが良い方にいった。あと3ヶ月遅かったら結果が違っていたよ。」「実は2年も生きるはずがないと内心思っていた」と言われてしまった。ま、いいか。「がんばってくださいよ」と言うから、「いやせっかく拾った命だからがんばるなんてことはしません。のんびりやります」と応えた。
昨夜のチェロレッスンに続いて連日外出。今日は大飯原発の再稼働に抗議する総理官邸前の抗議集会に「がんばって」じゃなくて「のんびり」と参加した。
国会事故調の報告書では、
報告書は最初の揺れで原子炉が緊急停止後に最大の揺れがあったことなどを根拠に、「安全上重要な機器の地震による損傷がないとは確定的には言えない」と指摘。特に1号機では、原子炉内の高圧蒸気を格納容器内に逃す装置が動かなかった可能性があるとし、配管に開いた小さな穴から時間をかけ冷却水が漏れた可能性を否定できないと結論付けた。
と東京新聞が報じている。これが自動車だったら、事故原因すらもはっきりしないうちに欠陥自動車を走らせるようなことはしないだろう。
国会議事堂前駅などは地上に出るにも30分以上かかったとの情報があったので、銀座線の溜池山王駅で降りる計画にした。8番出口から首都高に沿って六本木通りを東進。5時半だというのに、もう歩道は歩けないほどの参加者で一杯。霞ヶ関交差点から国会議事堂前の衆議院南門まで行くのがやっとで、そこから先には大勢の参加者がいて前に進まない。
この雨だというのに、参加者が減りそうになく、どんどん増えている。この勢いは止まらないで7月16日の代々木公園の10万人集会につながるだろう。亀井静香と志位和夫、福島瑞穂という変な取り合わせの3人が白い風船と並んで演説していた。
がん患者だって、可能な限り行動で意思を表明しなければね。