『科学』8月号 学校給食は10Bq/kg以下に

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ずっと変化のなかった体重が、62kgから64.5kgに、2.5kgも増加した。原因は? 暑いからビール(糖質ゼロの「濃い味」)と焼酎のロックを毎晩飲んで、ウォーキングは控えているのだから増えてあたりまえか。これ以上はダメだ。ズボンがあわなくなる。


科学 2012年 08月号 [雑誌]岩波『科学』8月号に注目すべき論文が載っている。「米・小麦・牛乳の放射能汚染と学校給食ーすべての子どもを守るための具体的提言」と題した、茨城大学の中川尚子、蓮井誠一郎、原口弥生の3氏による論考である。

学校給食での米・小麦・牛乳は放射性セシウムが10Bq/kg未満のもの、2013年度からは5Bq/kg未満のできる限り低いものを使用すべきである。

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これがこの論考から導かれた結論であり、提案である。彼らの論点を順次追ってみると、

  1. カリウム40の体重1kg当りの密度は大人も子どもも変わらず、60Bq/kgである。
  2. このカリウム40の値を一応の目安として採用する
  3. カリウムとセシウムの体内挙動はほぼ同じである。
  4. したがって、1BqのK-40と1Bqの放射性セシウム(Cs-134+137)は、細胞に同程度の影響を与える。

としたうえで、あるモデル家族が1日に摂取する食材の、1kgあたり10Bqの放射性セシウムが含まれていたとして、体内の放射能濃度(Bq/kg)を計算している。それを下に示す。

0001年齢ごとの生物学的半減期は明らかにしていないが、計算の結果概ね20Bq/kgを超える体内汚染濃度の平衡値となる。そしてこの「20Bq/kg」はベラルーシのBELRAD研究所でも、現地での経験から割り出した値として「子ども20Bq/kg、大人50Bq/kg」を安全判断の基準としているという。

バンダジェフスキーは、解剖した臓器からの測定値として、

突然死した患者の部検標本を検査したところ、99%に心筋異常が存在し、心筋にはおよそ26Bq/kgのセシウム-137が取り込まれていることが分かった、としている。

これらも含めて、私の下記の記事で既に触れたことである。

私の計算は、体内のセシウム137の総量について求めたものであり、中川尚子氏らの論考は、体重1Kgあたりの「放射性セシウム」という違いはあるが、言わんとするところは同じである。

子どもの給食の主要な食品、米・小麦・牛乳の3つの食品による放射性セシウムの汚染度を10Bq/kg以下にすれば、仮にたまたま汚染度の高い食品(100Bq/日)を摂取しても、短期間で平衡値に戻ることができるのである。

実際上は、子どもの食べる食品は「検出限界以下」のものでなくてはならない。

なお、著者らは「やっかいな放射能と向き合う」というサイトを立ち上げており、その中に今回の論考に関する、より詳細な資料が公開されている。


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