『がんサポート』の放射線特集

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がんサポート 2012年 12月号 [雑誌]

『がんサポート』12月号の「放射線特集」に中川恵一と菅原文太の対談が載っているというので、てっきり福島第一原発の放射線に関する記事かと思って読んでみた。予想が違い、菅原文太の膀胱がん治療に関した内容だった。

菅原文太は、膀胱がんで、がん研有明病院で手術で膀胱摘出を提案され、人工膀胱は「コンビニ袋」みたいだと、セカンドオピニオンで中川恵一氏のところに行く。膀胱温存が可能だという筑波大学病院の赤座先生のもとで、動注化学療法と放射線、最後に陽子線照射を受けて、既に5年経過しているという話。がん治療も自分で選ぶ時代になったが、現状ではいまだに手術偏重で、医師も外科医が多いからとにかく切りたがる。放射線治療の成績は、がん種によっては手術と大差ないことがまだまだ知られていない。

中川恵一も、がん治療、放射線治療に関してなら、まともなことを言う。

中川恵一の発言に菅原文太がひと言釘を刺す場面がある。

中川 私は福島第一原発事故の後、飯舘村を中心にボランティアで行っているんですが、綠一杯のところで、ものすごく良いところなんですよ。だた、皆さん不安を抱えて生きていらっしゃるからお気の毒なんですけど。

菅原 福島の人は気の毒という一言ではすませられないけど、国も国民も福島を忘れてはいけない。

中川 福島の人たちは福島で暮らしたいんですよ。本当につらいんですよ。被災地に行くと理不尽な災害に直面しながらでも無心に復興していこうとする姿に感銘を覚えますね。

菅原 日本人は焼け野原から復興してきている。でも戦後の復興と震災からの復興は違うような気がする。(略)

原発問題や増税、政治発言も多い菅原文太だけに、膀胱温存の恩人ではあっても、中川恵一の考えとは相容れない部分だろう。

「放射線特集」は他に、

  • チェルノブイリでは甲状腺がん、膀胱がんが発症。日本は対岸の火事といっていいか「原発事故による放射線の内部被曝。がんになる可能性は?」児玉龍彦
  • 今後の健康被害が心配。なかでも内部被ばくが問題『放射線治療専門医が真摯に語る。「福島と放射線とがん」 西尾正道

がある。内容は2~3ヶ月後には「がんサポート」のサイトで公開されるはずだが、よくまとまった記事である。がん患者にももっと福島の放射線の影響、特に内部被曝に関心を持ってもらいたい。そういう意味では「がんサポート」が内部被曝問題を真摯に取り上げたことを評価できる。


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