千葉、茨城の子どもの尿からセシウム検出

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週刊朝日10月4日号が『セシウム検査で判明 子どもの体内被曝』との記事を掲載しています。

  • 常総生活協同組合(茨城県守谷市)が、茨城の15市町に住む0歳から18歳までの子どもを対象に実施した尿検査の結果
  • 予備検査を含めた最高値は1リットル当たり1.683ベクレル
  • 参考までに調べた大人は2.5ベクレルという高い数値
  • 測定を終えた85人中、約7割に相当する58人の尿から1ベクレル以下のセシウムを検出

この記事を読んで感じたことは、常総生協の放射能への取り組みもあって、十分に注意した食べ物を子どもに摂らしているんだなぁ。それでもやはり関東一円が汚染されていて、どんなに注意をしても、この程度の内部被曝からは逃れられないだろうということです。東京も同じ、測定していないだけです。

1リットルの尿に1ベクレルのセシウムが含まれていたとき、大まかにですが、体内には150倍のセシウムがあると、バンダジェフスキー氏は言っています。最高値の1.683Bq/Lなら、250Bq/全身 のセシウムが体内にあるのです。仮にこの子どもの体重を25kgとすれば、10Bq/kgの体内汚染となります。チェルノブイリ原発事故で汚染されたゴメリ州の子どもたちを調査したデータによれば、心電図異常、心室内伝導障害が発生する条件に近いことになります(下図)

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福島県の内部被曝調査で早野龍五氏らが行っている、測定時間2分の場合のホールボディーカウンターの検出限界が、300Bq/全身とされており、ほとんどの子どもが「検出限界以下」として「汚染はない」とされています。この子どもたちもホールボディカウンターでの測定を受けても「検出限界以下」となるでしょう。しかも福島県は頑として尿検査をやろうとしません。尿検査を行えばおそらく数ベクレル/Lの測定結果が出るに違いありません。

では、最高値であった子どもは、食べ物から1日平均でどの程度のセシウムを摂取していたのでしょうか。子どもの実効半減期を40日として、250Bq/全身 の体内汚染量になるには、4.3Bq/日のセシウムを毎日平均して摂取している計算になります。(下図の赤いグラフ)考え方と計算方法は下の【参考記事】に書いてあります。

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(10Bq/日の摂取量で成人と小児の場合も図示しました)

子どもが1日に食べる量を1.6kgとしたとき、4.3BqはどのようなGe半導体検出器でも「検出限界以下」です。

ドイツ放射線防護協会が出した「日本のおける放射線リスク最小化のための提言」において、

評価の根拠に不確実性があるため、乳児、子ども、青少年に対しては、1kgあたり 4 ベクレル以上のセシウム 137 を含む飲食物を与えないよう推奨されるべきである。成人は、1kg あたり 8ベクレル以上のセシウム 137
を含む飲食物を摂取しないことが推奨される。

と述べています。これに鑑みれば、常総生協の組合員の方は相当努力しています。しかし3.11以降は、「検出限界以下」の食べ物だけを摂っていても心不全のリスクが高くなるような食べ物しかないのです。まして「食べて応援」と称して福島産の野菜や果物を積極的に摂るのは、少なくとも子どもには「自殺行為」だと言えます。

下の写真で「新たな基準値を下回っている」とは、少なくとも検出限界である10Bq/kg以上に汚染されている、ということなんです。大人はどんどん食べて応援してください。原発を容認して恩恵を受けてきたのですから。食べて応援するのは、東電が補償すべき金額が少なくなるんだというのも理解してくださいね? しかし、子どもに食べさせてはいけない。

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先週高知に帰ったら、福島産のお米が「3割安」で並んでいると聞きました。安く買いたたいて関西や地方に回しているようですね。ファミレスなどにも流れているのかもしれません。

日本全体が多かれ少なかれ汚染されているのです。逃れるすべはありません。こうした状況が300年は続きます。さまざまな病気が今後顕著になってくるでしょう。

では、私たちはどう対応すべきか。ひと言で言えば「がん患者が目標としているように、自己免疫力を高める生活をする」ということにつきます。体内に放射能があっても、それに対処できるだけの自己免疫力を付けること。ストレスを溜めず、美味しいものバランス良く食べ、睡眠は充分取り、適切な運動を欠かさない。そうです、このブログでずっと書いてきたことを実行すれば良いのです。


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