福島原発のもろもろ

Web交流会のご案内


【日 時】2020年12月12日(土) 13:00~16:00(開場:12:45)
【場 所】Zoomを使ったオンラインの集まりです
【対 象】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参加費】500円 (PayPal決済、郵便振替)
【定 員】100名
【内 容】
第一部 がん研有明病院 腫瘍精神科部長 清水研先生の講演
『もしも一年後、この世にいないとしたら ~4000人の患者家族と対話した精神科医の学び~』
第二部 患者さん同士の交流会

ウェブ会議ツール「Zoom」を使ったWeb交流会となります。
スマホだけで簡単に参加することができます。

参加申込受付中です。 詳しくはオフィシャルサイトで


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今日の新聞で「原子炉破損で燃料のウラン飛散か」との記事があった。NHKが詳しいが、福島第一原発の事故直後の3月14日の夜から翌朝にかけて原発から130キロ離れた茨城県つくば市で採取した大気中のチリを兵庫県にある大型の放射光施設「スプリング8」で分析下とのことです。

「ウランは重いから遠くに飛ぶことはあり得ない」などと言っていた「自称」専門家?がいましたね。旧ソ連の核実験によるフォールアウトだろうとも。ソ連からは飛んでくるのに福島からは飛んでこれない??と、驚くような詭弁を弄していた。

先日は東電が「3号機は早い段階からメルトダウンし、核燃料の大半が格納容器の底に落下している」と発表していた。このようにいつも重要な情報は「後出し」で訂正されている。メルトダウンなんて、はなから分かっていることだろう。思い出すのは2012年に「メルトダウンの可能性がある」と記者会見で述べた旧原子力安全・保安院の中村幸一郎審議官が降板させられたことだ。

1、2,3号基とも早い段階からメルトダウンしていたのなら、放出された放射性物質の量も見直しが必要だ。広島型原爆の168倍との試算だが、これも怪しい。チェルノブイリを越えている可能性もある。3号機はMOX燃料を使っていたんだよ。それを忘れてはいけない。だからウランが検出されたのなら、プルトニウムだってあるはず。

消防車で放水したことが、返ってメルトダウンを早めたとまで言われている。東京消防庁のハイパーレスキュー隊も立場がなかろう。

福島第一原発への放水を行った東京消防庁ハイパーレスキューの隊長が取材で、「最大に被曝したのがほかの隊員でなく、自分でよかった」と語りました。危険性をじゅうぶん認識し、線量計を身につけて作業を行ったこの隊長の被曝量は、27mSvでした。

と、男泣きしていたこの方の被ばく線量は27mSv。一方で20mSv以下の地域には避難を解除して帰還させようとしている。

除染の目標を0.23から0.6μSv/hに上げようという。0.6μSv/hは放射線管理区域としなければいけない線量だ。0.6×24×90で、3ヶ月1.3mSvとなる。

(管理区域の明示等)
第三条  放射線業務を行う事業の事業者(第六十二条を除き、以下「事業者」という。)は、次の各号のいずれかに該当する区域(以下「管理区域」という。)を標識によつて明示しなければならない。

一  外部放射線による実効線量と空気中の放射性物質による実効線量との合計が三月間につき一・三ミリシーベルトを超えるおそれのある区域。(放射線障害防止規則)

政府のいう0.6μSv/hは外部放射線だけの測定であり、空気中の放射性物質による実効線量は含まれていない。放射線管理区域には、18歳未満の子供や妊婦は立ち入ることができない。その中では寝ることも飲食もしてはいけない。つまり放射線管理区域は生活の場であってはならないのである。命や健康よりも帰還優先、経済優先である。

その0.6μSv/hの根拠も怪しい。①ガラスバッジを屋内においたまま農作業をしていた。②24時間身につけるなど面倒くさいから、夫婦二人のガラスバッジを軒先にぶら下げていた、などと証言されている。こんな状態で測定して0.6μSv/hが妥当だと言われてもなぁ。それに背中から来た放射線は体で遮へいされてバラスバッジに届くから、実際の被ばく線量は測定値よりも大きいはずだ。

ドライアイスを100トン以上入れても凍土壁が凍らないという。汚染水を減らすはずが、逆に100トンも増やしている。汚染された地下水もそのまま海に放出しようという計画だ。いずれそうなるだろうと思っていたが、やることなすことすべて成功していない。後出しじゃんけんで、なし崩しで現状を認めさせようとしている。

一旦事故を起こせば、水をかけることしかできないような代物を科学技術とは呼べないだろう。しかも水をかけること自体も満足にできずに汚染を広げてしまっている。

この夏は猛暑である。夏の甲子園大会も始まる。原発は一基も動いていないが、しかし電力不足になっていない。人間の手に負えない物に手を出すことは、サル以下なんだから、いい加減に再稼働など諦めるべきだ。


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福島原発のもろもろ” に対して4件のコメントがあります。

  1. キノシタ より:

    ふじこさん。
    熊本地震の長期化、三度の深度7がありはしないか心配しています。
    政府はもんじゅを端から存続させるつもりだったのでしょうから、驚きはしませんが、規制庁の田中委員長は「代わりの組織」をという考えをいつまで続けることができるのでしょうか。
    爆発物である金属ナトリウムで冷却するなんて、そもそも最初から間違っています。福島事故では水をかけてなんとか最悪に事態を食い止めているのですが、もんじゅが事故ったら水をかけることすらできません。
    廃炉しか選択肢はないだろうに、
    今の政府に「文殊の知恵」を期待することは無理だよね。

  2. ババリーナふじこ より:

    『政府 もんじゅ存続表明へ』
    なんですと!?
    先ほどYAHOO!ニュースを見て、地震揺れの頭がますますクラクラしました。
    なんで~???

  3. キノシタ より:

    ババリーナふじこさん。
    本当に仰るとおりです。原爆関係の資料を扱っておられてとのことですが、原爆も原発も放射能の影響という点ではたくさん共通点がありますね。
    危険を承知で原発を続けたいのは、核兵器を持つことを最終的な悲願としているからでしょう。
    国民の意識も8月を過ぎればまたぞろ、日々の営みに流されて原爆のことを希薄になっていくのでしょうか。
    この国の行く末が本当に心配です。

  4. ババリーナふじこ より:

    昨日は長崎原爆の日でした。ここ熊本ではサイレンを鳴らすこともないので、台風の動向に気を取られて11時2分を逃してしまい、遅れて黙とうを捧げました。
    ところで、東京電力は汚染水を『浄化』して海に流すと言っているようですが、今までの経過を見たって、浄化なんかできるはずないと思うんですが。電力会社の姿勢って、20年以上前から少しも変わってないように感じます。
    玄海原発の見学に行った時、排出される冷却水(温排水)による海への影響について、「海水温が少し上がって魚がたくさん釣れるようになりました」と誇らしげ(?)に説明した職員さん。見学者からの「数年前に見学した時には、低レベル放射性廃棄物の保管場所があと僅かになっていると聞いたんですが、どうして今は余裕があるんですか?」という質問には、「燃やしました」ですと!
    私は長崎に生まれ育ち、仕事でも原爆関係の資料を扱っていました。放射能についてのざっくりした知識はあるつもりです。ただ事故が怖いからと言って原発に反対しているわけではありません。電力を生み出す仕組み自体、原発はとっても効率が悪いので、事故処理費用などを考慮しなくても元々コストがかかっているはずです。それに、今ある燃料棒や放射性廃棄物にも手こずっているのに、これからは廃炉の処理などもっと大変になりますよね。また、事故の場合、高速増殖炉もんじゅに至っては、冷却材として液体ナトリウムを使っているので、水をかけることすらできません。現在は原子力委員会から運転再開準備の禁止命令をくらっているそうですが、こんな状況下でもフランスと組んでなにやら・・・(机上の空論だと思うんですけど)もうこれ以上ジタバタせず一刻もはやく永久に停止して!今年度の維持費予算額199億円。これだけのお金、もっと有益なこと(例えば、東北の復興とか)に使ってほしいものです。

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