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福島で激増する心筋梗塞

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3月ころからか、心筋梗塞で亡くなる方が多くなっていると、報じられていた。小野先生のサイトでも「急増し続ける健康な人たちの死亡」と取り上げられていた。

厚生労働省の「人口動態統計」データを受けて、ルポルタージュ研究所の明石昇二郎氏が、月刊『宝島 10月号』に連載を始めた。

福島県で急増する「死の病」の正体を追う!~セシウム汚染と「急性心筋梗塞」多発地帯の因果関係~【第1回】

これを読んで「やはり心臓への影響が出てきたか!」というのが、私の偽らざる感想である。

掲載された図を見ると、確かにセシウム137の汚染濃度と急性心筋梗塞による死亡率には相関関係がある。直ちに「因果関係がある」とは言えないかもしれないが、福島県のすべての地域で急性心筋梗塞による死亡率が増加しており、セシウム137の汚染度と正の相関がある。相関係数は0.38と決して高くはないが、急性心筋梗塞による死亡率と原発事故による放射線被ばくとは関係がない、という仮説が成り立たないことは立証される。

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今月発表される2013年の「人口動態統計」による分析が注目される(すでに発表されているが、私には分析する余裕がない)。ここでも増加しているようなら、より因果関係が明確になるだろう。この仮説が否定されて、避難生活の長期化など他の原因であるということになれば、それはまだしも好ましいことであり、そうであることを願うのだが。

放射性セシウムが人体に与える 医学的生物学的影響: チェルノブイリ・原発事故被曝の病理データ
セシウム137による内部被ばくは、心臓の筋肉に蓄積するという研究があった。チェルノブイリ原発事故の被爆者を病理解剖したデータからの研究である。それによれば、セシウム137は腎臓、心筋、骨骨格、脾臓の順に多く蓄積されるとしている。そして、体重1kg当たり37Bqを越えて内部被ばくしていると、心電図に異常が生じ、心室内伝導障害が起きる。

チェルノブイリ事故の処理に動員された人たち(リクビダートル)には心臓と循環器の疾病が著しく増加し、心血管疾患のリスクが40%増加したと報告されている。

子供の甲状腺がんだけが注目されているが、放射能による内部被ばくはヨウ素131によるものだけではない。むしろ事故から3年経過したこれからは、心臓と循環器系への影響が増加してくる。今回の分析はその兆候をとらえたものだと言えよう。

連載の今後を注目したい。

  • 福島県産のものは買わない、食べない。「食べて応援」したい方は命がけでやっていただければ結構。私はごめん被る。
  • キノコ類は関東のものは買わない。いまでも市場での抜き打ち検査で時々100Bq/kg越のものが見つかっている。
  • セシウム137が検出限界以下のものだけを摂るようにする。測定されていない場合は、産地で選ぶしかない。産地偽装されたら対策はないが。

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