がんが自然に治る生き方(2)

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第5章「抑圧された感情を解き放つ」

  • わたしにとって驚きだったのは、劇的な寛解の経験者が実践していた九つの項目のうち、身体に関わることがたった二つ(食事を変える、ハーブやサプリメントを使う)しかなかったことです。残りの七つは、感情や精神にかかわることでした。
  • 「病気とは、私たち人間の身体・心・魂のどこかのレベルで詰まっているものである」これが、がん回復者と代替治療者が共通して持っていた考えでした。
  • 劇的な寛解を経験した人々は、彼らの身体・心・魂の三つのレベルにおいて「詰まり」を除去しようと、真剣に取り組んでいました。人によってはその「詰まり」は身体に発生します。人によっては心、あるいは魂のレベルで発生します。どこにそれが生じたとしても、目指すことは同じです。その存在に気づき、なぜ生じたかを理解し、完全に除去するのです。
  • 抑圧された感情とは、良いものであれ悪いものであれ、意識的であれ無意識的であれ、わたしたちが過去から引きずってきたすべての感情のことを意味します。
  • この二十年間で、抑圧された感情の開放は身体に良い影響をもたらすことが、科学的に解明されてきました。
  • わたしたちの心を形成するのは、感情に反応して分泌される神経ペプチドです。神経ペプチドは体内のどの細胞にも存在するので、ストレスのような感情は、免疫システムのみならず、身体の全細胞に負の作用をもたらします。
  • ストレスを抱えたままにしていると、がんと闘ってくれる免疫機能を弱体化させてしまいます。逆にストレスを解き放つと、免疫システムは強化されるのです。
  • (死への)恐れは、がん患者を支配する感情です。まずこの感情への対処が必要だ、と治療者たちは語っています。
  • 抵抗をやめることです。物理的な身体と、感情の身体と、魂の身体。この三つのバランスを取りもどすために、恐れること自体をやめるのです。
  • 恐れることをやめなさい。安らかに死に、おだやかに生きるために。治癒する可能性が高くなるのは、身体のバランスがとれているときです。でも恐れを心に抱いていると、エネルギーの場全体がーー微細なエネルギーの場も免疫システムもーー閉ざされてしまうのです。
  • がんから劇的に回復した人々は、ほぼ全員が、死の恐怖を直視したとき、ある意味で気持ちが和らいだ、と話していました。ずっと抱えていた仕事を片付けたように思えた、と言うのです。
  • 恐怖を感じていたら、身体は治癒しません。身体が自己治癒するのは、その人が恐れの感情を抱えていないときなのです。
  • がんが治るのは、その人が恐れを手放したときです。劇的ながんの緩解を経験した人、そして、たとえ途中で治療に戻っても長期間うまく寛解状態を保っている人たちは、「不確かな状況」と上手につきあえる人なのです。先行きの見えない、不確かな状態とつきあう。これはとても大切なことです。「いま」に腰を据え、先行きへの不安を思い描かない人は、うまく治癒するものです。

わたしの最初のがん、直腸がんのステージⅢで手術をしたとき、主治医の先生は「初期ではないが、5年生存率は70%程度だから、あまり気にしない方が良いですよ」と言われました。医師にとっては治りやすいがんかもしれませんが、患者にとっては「10人に3人は死ぬのか!」と考えてしまうものです。

2度目のがんは膵臓がんのステージⅢですから、手術ができても5年生存率は10%(がん研の場合は15~20%)。当然「死」を考えます。「がん=死」ではない、と言われたとしても、「死」への恐れを滅却することはかなり難しいことです。

「死」を恐れないようになるためにはどうすれば良いのか。私のこのブログを最初から読まれている方はお分かりかと思うのですが、術後の早い時期から老子、良寛、道元などの本を読み、自分なりに死への覚悟と準備をしてきました。おかげで「死ぬことへの恐怖心」はほとんど覚えずに今日まで過ごせたと思っています。そのことが治癒に大きく影響したとも感じています。ターナー女史の述べていることに深く納得できるのです。

恐怖心は免疫力を確実に下げます。がんと言われたら、頭が真っ白になることはしかたがないにしても、できるだけ早くに「死」との向き合い方を自分なりに模索した方が良い。

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そんなことは無理だよ、難しい、と言われる方には、例えば前野隆司氏の『「死ぬのが怖い」とはどういうことか』はどうでしょうか。前野さんには受動意識仮説という考えで「心とは何か」を解き明かした良書『脳はなぜ「心」を作ったのか「私」の謎を解く受動意識仮説』があります。心の問題を扱っていくと、とうぜんのように「私とは何か、死んだら心はどうなるのか」と考えざるをえません。それに対する彼の答え、死の恐怖への対処法をいくつか提案しています。

こちらの記事で詳しく紹介しています。

死への恐れを抱えていては、治ることは難しい

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