チェルノブイリ事故から30年


【日 時】2020年6月14日(日) 13:15~15:30(開場:13:00)
【参加資格】膵臓がん患者とその家族
【参 加 費】無料
【定 員】 20名
【内 容】ウェブ会議ツール「Zoom」を使ったWeb交流会となります。
スマホだけで簡単に参加することができます。


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自分の生きているあいだには、福島のような事故は多分起きないだろう、という淡い期待は、こんなに食事や健康に気をつけているのだから、私が癌になるはずはないだろう、と同じ。なんの根拠もない期待ですよ。

26日はチェルノブイリ原発事故から30年。セシウム137の半減期が30年だから、残留放射能はまだ半分にしか減衰していない。壊れた原子炉にははるかに半減期の長い放射性核種が残っていて、新たに覆いを建設し、これから数百年以上管理しなければならないという。人間の手に余るよなぁ。

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昔ある原子力関係の研究者と議論をしたとき、「原発事故の起こる確率はヤンキースタジアムに隕石が落ちる確率よりも小さい」と彼は言った。その後すぐにチェルノブイリ原発が事故を起こした。彼は「ソ連の原子炉は黒鉛炉で格納容器がない。技術も未熟。日本の原子炉ではあのような事故はあり得ない」と言った。

私は、ヤンキースタジアムにはまだ隕石は落ちてこないが、スリーマイルもチェルノブイリも起きたよね、と言った。

そして福島第一原発で3基の原子炉が同時にメルトダウンするという史上最悪の事故が起きた。かの先生とはその後会っていない。どう考えているのだろう。

スリーマイル事故、チェルノブイリ事故ががあり、福島があった。しかし、まだ原発を稼働させようという。数十年後に起きるかもしれない事故よりも、明日の飯の種が大事ということだ。その気持ちも分かる。しかし、欲張って電気を一杯使う生活を少し抑制したら、孫や子への負の遺産をなくして、明日の生活も立つ方策があるはずだろう。

科学技術が進んでも原発事故は起こり得る。リスクはゼロにはできない。ゼロに近いリスクが現実になったとき、たくさんの住民の命と生活と基本的人権が侵される。

今日のニュースで、南相馬市が全住民に憲法の冊子を配布するという。

原発事故で今も約1万人が市外に避難しており、憲法が保障する国民の権利を見つめ直してもらう狙い。
「震災と原発事故で憲法が保障する健康で文化的な生活がかなえられない市民がいる。憲法とは何かを考えていただきたい」という桜井勝延市長のあいさつが入る。

良い試みだ。「豊かな暮らしをするためなら命も要らない」のか、自然と共に生きてきた南相馬市や飯舘村の人々の基本的人権を侵してまで、豊かな生活を追い求めたいのか。

気をつけていたって、がんになるときはなる。がんも原発も、人間の科学技術では未だにコントロールができないのです。所詮、人間の知識なんて、その程度のものなんですよ。


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チェルノブイリ事故から30年” に対して6件のコメントがあります。

  1. キノシタ より:

    hanamaruさん。
    こどもが真実を言い当てることは良くあるのですね。大人はなまじ世間の常識や余計な知識を詰め込んでいるので、真実が見えなくなることがあります。「科学的根拠」という言葉に惑わされたり、損得が絡んで善悪が見えなくなることがいかに多いか。ときには「こどもの目」で物事を見るのも必要かと思います。
    >その心の平静さは、やはり、瞑想から得られるのでしょうか?
    瞑想をやり出してから、物事に動じることが少なくなったことは確実ですね。老子の道徳教の影響も大きいです。無関心ではないけども冷めた目で世間や自分のことを見ている感じですかね。
    膵臓がんの告知を受けたときもそうです。昔当時の上司から理由もなく突然の在宅勤務で年収半分を言い渡されたときも、平然と拒否して「裁判に勝てる自信があるのならどうぞ」と言ってやったことがあります。いろいろとあって、結局、この件でその上司は自殺しましたが、私はまったく心に負い目は感じていません。自ら蒔いた種は自らが苅らねばならないよね。
    修羅場に遭遇したら、いっそう冷静になることです。がんでもそうです。そのためにも心を平穏に保てるように訓練をしておくのが肝要かと。なるようにしかならないのですから。

  2. hanamaru より:

    30年位前、当時14歳だった子供が『日本の原発が危ない』と言った時、かの先生と同じことを、夫が言いました。知人は志賀原発の地盤の断層を危惧し、訴訟で訴えましたが、もちろん敗訴続き。彼が生きていて福島を知ったら、涙して絶句したと思いました。炭鉱のカナリアの声は、いつも正しいわけではないのでしょうが、時には正しいのでしょう。
    わたしは考えたくないので、「自分の生きているあいだには、福島のような事故は多分起きないだろう、という淡い期待」を持っているのです。とても無責任ですが、後のことは知らぬ存ぜぬ・・・でおさらばしたい。
    キノシタさまは、いつも冷静でいらっしゃいますね。
    その心の平静さは、やはり、瞑想から得られるのでしょうか?

  3. キノシタ より:

    foxさん。
    人間の傲慢なのでしょうね。
    田中俊一委員長の
    「いまの熊本地震がどういう進展をするかについて不確実性があるということは承知していますが、その範囲でどういう状況が起こっても、いまの川内原発については、想定外の事故が起こるというふうには判断していません。
    いまは安全上の問題はない。科学的根拠がなければ、国民や政治家が止めてほしいと言っても、そうするつもりはありません。」
    「想定外の事故は起きないと判断」って、言葉の矛盾だし、「科学」のはき違えでしょう。
    最近「科学的」という言葉を聞くと身構えるようになりましたね。「科学的」ということで自分の都合のよいように話を持っていく例が多い。がんの「科学的証拠(エビデンス)」もなんだか都合良く使われているように思います。

  4. Fox より:

    こんばんわ。・・とても考えさせられます。
    ふと、宮崎 駿さんのアニメ「風の谷のナウシカ」の一節で、植物が自ら大気の毒素を取り込み浄化していくという場面を思い出していました。木々は1000年以上も生き、二酸化炭素を吸収し酸素に変えていく。福島では大気に降り注いだ自然界にない化学物質でさえ土壌より自ら取り込みます。原発をつくり、稼動させている人間は核のごみ処理も後回しにしています。モックス燃料という高濃度に圧縮させたがゆえに半減期に10万年かかる核のごみを作り出してしまいました。自然環境をダメにしているのは、人間なんでしょうね。

  5. キノシタ より:

    ふじこさんは多言語が話せるのですか。すごいなぁ。
    1986年はチェルノブイリ、1991年は関西電力美浜発電所2号機の熱交換器の細管が破断、いわゆるギロチン破断した年でもありますね。
    赤い花は、チェルノブイリ事故の放射能で赤くなった「赤い森」の象徴なのかもしれませんね。
    「放射能の半減期は長いが、人間の記憶の半減期は短い」
    まだ5年しか経っていないのに、すでフクシマの記憶も風化し始めています。
    すてきな話、ありがとうございました。あっ、記念日おめでとうございます。

  6. ババリーナふじこ より:

     4月26日は私たちの入籍記念日です(ちなみに、挙式は4月22日、アースデイ)。
     その翌年(1991年)長崎における『原水禁』にボランティア通訳として参加しました。その時、バルト3国からの代表からいただいたものが有ります。チェルノブイリの事故をモチーフにしたバッジです。小さな3角形。左半分は可憐な赤い花、下部に1986年と印字。右半分は黒字に例の『放射線マーク』、1991年と印字。
     「なんて悲しく、美しいデザインなんだろう」私と相方は溜息をつきました。
     そのバッジは、ボタンの一つとして、私のデニムジャケットの上で、静かに警鐘を鳴らし続けています。

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