日常診療に即した膵癌ガイドラインに

Web交流会のご案内

【日 時】2021年2月7日(日) 13:00~16:00(開場:12:45)
【場 所】Zoomを使ったオンラインの交流会です
【対 象】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参加費】無料
【定 員】20名
【内 容】
第一部 「がんゲノム医療とリキッドバイオプシー」について患者の和田さんが解説
第二部 患者さん同士の交流会

ウェブ会議ツール「Zoom」を使ったWeb交流会となります。
スマホだけで簡単に参加することができます。

参加申込受付中です。
詳しくはオフィシャルサイトで


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日本膵臓学会のホームページに『膵癌診療ガイドライン2016(案)のパブリックコメント募集』が載っています。まぁ、患者の立場から専門的なコメントなど出せるはずもないのですが、「癌Experts」に杏林大学腫瘍内科教授 古瀬純司氏の解説があります。
膵癌ガイドライン改訂経過、GEM+S-1の位置づけは合意に至らず』こちらも少々難しいですが、今後の膵臓がん患者の治療の参考になるかもしれません。

しかしですよ。

局所進行切除不能膵癌の1次化学療法としては、GEM単剤とS-1単剤、FOLFIRINOX、GEM+nab-パクリタキセル、さらにGEM+S-1についても記載が加わります。これにより日常診療にかなり近い感じになってくると考えています。

と言うのですから、ガイドラインが日常の医療現場の実情を後追いしているって、ガイドラインの役割を果たしているのですかね??。「エビデンス重視から日常診療に即したガイドラインに」と言うのですから、エビデンス至上主義の医者の頭を少しは冷やすことができるのかも知れません。

  • エビデンスに基づくガイドラインから、より日常診療に即したガイドラインに移行
  • 「科学的根拠に基づく膵癌診療ガイドライン」から単に「膵癌診療ガイドライン」へ変更
  • 新たに緩和療法の部門を設けた
  • 局所進行切除不能膵癌の推奨レジメンにFOLFIRINOXとゲムシタビン(GEM)+nab-パクリタキセルが追加<保険収載もされて日常診療では使われている
  • 局所進行切除不能膵癌の1次化学療法としては、GEM単剤とS-1単剤、FOLFIRINOX、GEM+nab-パクリタキセル、GEM+S-1に
  • 遠隔転移を有する膵癌に対しては、FOLFIRINOXまたはGEM+nab-パクリタキセルを「行うことを推奨」し、
  • 全身状態など患者さんの状態によってFOLFIRINOXまたはGEM+nab-パクリタキセルが難しい場合は、GEM単剤、GEM+エルロチニブ、S-1を「行うことを推奨する」
  • しかし、GEM+S-1は合意にいたらず。
  • 2次治療に関しては、「生存期間の延長を考慮した場合、2次治療を行うことを提案する」という合意が得られています。⇒つまり、セカンドラインの抗がん剤治療にはエビデンスはない! 推奨できるレジメンもない!
  • コメントではあるが、GEM後の2次治療としてはフッ化ピリミジン系レジメン(5FU/LV、S-1など)を行うことを提案
  • 膵癌では延命が証明された免疫療法は全くないことから、生存期間の延長を考慮した場合、臨床試験以外では免疫治療を「行わないことを提案する」
  • mFOLFIRINOXは、骨髄抑制が減少するなど、日本人にとっては使いやすいレジメンになることが期待されています

などとなっています。ガイドラインは規則ではないのですから、患者の物語と医者の経験や考えに基づいて、参考にして治療法を決定すれば良いのです。

逆に、ガイドライン通りの診療しかできない、しない医者は、ヤブです。

患者さんのための膵がん診療ガイドラインの解説
ついでですが、日本膵臓学会から『患者さんのための膵がん診療ガイドラインの解説』がPDFで無料公開されました。

昨年発行された紙の書籍は、Amazonで1944円ですから、無料で読めるのはありがたい。2013年版のガイドラインの解説で、この秋には「古くなる」ものですが・・・。

膵がんの患者さんやそのご家族が、いま知りたい病気・治療の知識について、正しい情報を得るための一冊。最新の(2013年版)医師用ガイドラインをもとに25のQ&Aを設け、わかりやすく解説した。難治がんといわれることの多い膵がんだが、近年は研究が進み、新たな化学療法が登場するなど、さまざまな治療のアプローチが可能となっている。本書でご自分の病気や治療法をよく理解し、主治医と共に病気に立ち向かうための武器としていただきたい。


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日常診療に即した膵癌ガイドラインに” に対して4件のコメントがあります。

  1. キノシタ より:

    金魚さん。
    田舎や中核病院以外では大度ラインのレベルにも達していない、これが現実ですかね。「均てん化」も中核病院止まりの目標ですし。
    わが四国の田舎でも、中核病院まで100kmあるので、たどり着けませんし、通うこともままならない状態です。
    期せずも、早期発見しない、見つかっても治療をしない(できない)という近藤理論が実現できているのですね。

  2. キノシタ より:

    マシャ命さん。
    メールでは「当日お会いできるのを・・」と書きましたが、ご都合が悪いのですね。失礼しました。
    またの機会を是非設けますので、その際にはよろしくお願いします。

  3. マシャ命 より:

    キノシタ様、はじめまして
    マシャ命と申します。
    ハマリョウさんのブログにコメントを載せられていたので、読んで頂けたと勝手に解釈しております。
    とても頭の良い、博識がある方だと常日頃から思っています!
    キノシタさんが尊敬されている、東京、大塚のu医師に私もセカンドオピニオンに伺った事があります!
    私は埼玉県在住で、今現在仕事もしていません。
    60歳のばぁばです!宜しくお願いします。

  4. 金魚 より:

    キノシタ さん
    都会では、感じられないかもしれないですが、田舎や中核病院外では、ガイドラインの診療すら提供されない施設はまだまだありますね。
    今は、その施設で治療を受けるか検討するのに、公開された診療実績とガイドラインの比較をすることや、専門医や指導医の存在確認などで、メジャーな大腸癌などは選択はしやすいと思います。
    普通の人は、急に診断されたときにスタンダードな診療を知り、医師と会話する糸口が出来るだけでもガイドラインはあった方が良いかもしれません。
    医師もピンキリで、運がよければ良いですが、ヒドイ場合は時代遅れな対応をされ、選択肢すら示されない場合があるので油断出来ないなと思いマス。
    ガイドラインは、そういう医師への対策としても、ある程度の抑止力を発揮してくれるものとして、充実をのぞみます。

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