今日の一冊(83)『がん治療革命の衝撃』

スポンサーリンク
【日 時】2019年8月31日(土) 13:10~16:30(開場・受付:12:50ごろ)
【場 所】JR京浜東北根岸線 大森駅東口から徒歩4分 Luz大森4階 入新井集会室
【参加資格】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参 加 費】1,000円(会場使用料及び資料代、講師謝礼)
【定 員】 130名
【内 容】
●講演:緩和ケア医 大津秀一先生「膵臓がんの緩和ケア~これだけはおさえておくこと~」(仮)
●患者さんどうしの情報交換会~フリートーキング

オフィシャルサイトはこちら
8月28日(水) 8:00AMまで、参加申込み受付中です。
LINEで送る
Pocket

昨年11月の放送されて大きな反響をよんだNHKスペシャル「“がん治療革命”が始まった ~プレシジョン・メディシンの衝撃~」の内容に、2017年7月現在での最新情報を付け加えて出版されたものです。

がん治療は、これまでの臓器ごとに抗がん剤を開発し、臨床試験をしてエビデンスを確立して治療する、そうした流れが大きく変わろうとしています。

遺伝子の変異箇所を見つけて、それに効果がある分子標的薬を投与することによって劇的に腫瘍が縮小して、延命効果を得ることができる時代が到来しようとしています。

分子標的薬は、従来の抗がん剤に比べて副作用が少ないという利点があり、さらに、遺伝子変異のタイプが分かっているので、使う前に効果があるかどうかがある程度分かるのです。患者にとっては大きなメリットです。

遺伝子検査の結果、遺伝子の変異が見つかっても、それに効果が証明された分子標的薬がなければ治療ができません。あっても日本で承認されていなければだめだし、特定の臓器ごとの承認制度ですから、別の臓器への適用はできず、全額自費になります。

確かにすばらしい治療法ですが、恩恵を受けることのできる患者は少ないでしょう。

また、分子標的薬もいずれ耐性ができて効かなくなります。耐性ができるとは、腫瘍に別の遺伝子変異が現れてくるということです。それじゃあと、別の薬を使うためには、また遺伝子変異を調べなければならない。臓器を採取することは患者の負担になるから、血液から簡便に遺伝子変異を調べる「リキッドバイオプシー」が必要になり、開発されています。

やはり抗がん剤は延命効果と症状の緩和をめざす治療には変わりがないのです。


がんと闘う多くの仲間がいます。

にほんブログ村 病気ブログ すい臓がんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村


スポンサーリンク

このブログの関連記事

  • 今日の一冊(116)「医者の本音」今日の一冊(116)「医者の本音」 医者は患者の前でいったい何を考えているのか?そうした医者の本音をズバリと書いた本です。中山裕次郎さんは、Yahoo!ニュースなどでも積極的に発信しています。 いつ死んで […]
  • 今日の一冊(91)『がんが再発・転移した時、あなたは?』今日の一冊(91)『がんが再発・転移した時、あなたは?』 「ここではもう、できる治療法はなくなりました。ホスピスを紹介するので、そちらに移った方が良いでしょう」と説明する医師が増えています。 この、新しいパターナリズムに対 […]
  • 今日の一冊(100)『虚栄』久坂部羊今日の一冊(100)『虚栄』久坂部羊 今回は、作家で医師の久坂部羊氏の医療小説『虚栄』です。 末期がん患者に「もう治療法はありません」と言わなければならない医師の悩む姿と、言われた患者の納得でき […]
  • 今日の一冊(71)『がん消滅の罠ー完全寛解の謎』今日の一冊(71)『がん消滅の罠ー完全寛解の謎』 第15回『このミステリーがすごい!大賞』の大賞受賞作です。作者の岩木一麻氏は、国立がん研究センター、放射線医学研究所を経て、現在は医療系出版社勤務とのことですから、医療に […]
  • 今日の一冊(86)『最新放射線治療でがんに勝つ』今日の一冊(86)『最新放射線治療でがんに勝つ』 宇都宮に高精度放射線治療センター はっきり言って、宇都宮セントラルクリニックの宣伝本です。このクリニックは、放射線による画像診断を得意としてきたのですが、この冬にはサイバーナイ […]
  • 今日の一冊(53)『孤独を克服するがん治療』 このブログでも時々紹介している『がん治療の虚実』sho先生の初めての本です。 ブログ『がん治療の虚実』では、がん治療の科学的根拠を一般の患者にも分かりやすく丁寧に説 […]
LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。