ASCO2018 膵癌で4件の注目演題

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シカゴで開催された米国臨調腫瘍学会(ASCO)、今年のテーマは「新発見の数々を実臨床にもたらす:プレシジョン医療の拡大」(Delivering Discoveries: Expanding the Reach of Precision Medicine.)である。

膵癌に関する注目すべき演題が4件あります。

1.進行膵癌の1次治療として、FOLFIRINOXレジメンによる導入化学療法を4カ月行い、LV5FU2(ホリナート及びフルオロウラシルの静脈内持続投与法)で維持療法を行うことは、実施可能で有効な可能性が明らかとなった。

2.術後補助化学療法と指定、ゲムシタビンよりもmFOLFIRINOXの方が優位だという発表ですが、日本ではS-1がゲムシタビンよりも生存期間が良いとの結果が出ている。欧米ではゲムシタビンが第一選択肢であるが、日本における治療法選択には影響はないと思われます。

3.切除可能もしくは境界線上の膵臓癌は、すぐに手術するよりも、術前に化学放射線療法を行ってから手術をする方が無病生存期間(DFS)などが長いことが明らかになった。

日本でも同じ臨床試験(JASPAC 04)が進んでいるはずですが、治療法が変わるかもしれません。

JASPAC 04:膵臓がんの術前治療として抗がん剤治療+放射線療法、抗がん剤単独のどちらの治療アプローチがより有用であるかを検討する研究です。JASPAC 04は試験の対象患者100例の登録も終わり、追跡期間も終了しています。

4.切除不能局所進行膵がん(LAPC)患者さんに対する術前化学療法として完全ヒト型抗CTGFモノクローナル抗体薬であるPamrevlumabを上乗せする治療法は、有害事象(AE)を増加させることなく切除率を向上させます。

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