膵臓がんのYouTuberさん、クラファン止めたんですね
前々回の「膵臓がんサロン」に参加されたかたが、この32歳の YouTuber さんで膵臓がんになったみずきさんと同じ膵臓がんの種類でした。
膵臓がんの中でも珍しい膵腺房細胞がんです。膵臓がんの多くは膵管ら発生する膵腺癌です。
一口に膵臓癌と言っても20種類近くあるのです。
その中で膵腺房細胞癌は、膵臓がん全体の中で0.4%ほどと言われている珍しいがんです。
治療法も少ないですし、予後も悪い。
膵臓がんサロンに参加された方はしかし、あっけらかんとしていて「まあ残された時間をやりたいことをやって楽しく愉快に過ごそうと思っています。女房には心配と苦労をかけますけども」とおっしゃっていました。
YouTuberのみずきさんとほぼ同じ年代でしたね。まだまだ若いです。
「治らないものは仕方がない。やるべきことをやったら後は神様におまかせ」そんな心境なのでしょう。
一方でYouTuberの方は、クラウドファンディングで資金を集めて免疫細胞療法なのでしょうか、代替医療に挑戦したいと語っていました。
それはそれでその方の価値観であり、治らないと告知された方の心境は痛いほどよくわかります。
誰でもが命の危機になれば、なんとか助かる方法はないかと治療法を模索するのは至極当たり前のことです。
しかし、クラウドファンディングを始めることについて SNS 上では結構誹謗や中傷があったようですが、困ったことをする方はいつでもいますね。
淡々と結果を受け入れる、あるいは何が何でも生き残るんだといろいろな治療法をさがす。
どちらが正しくてどちらが間違っているとは言えませんが、私の価値観としては、「楽しく生きて後は神様におまかせ」の方に共感を感じます。
結構な数の登録者があったYouTuberのご夫婦ですから、クラウドファンティングも可能になったのでしょうが、一般の膵臓がん患者にはできない方法ですね。
どちらにしろお二人とも少しでも良い結果になって長く生きられることを願っております。