19回目の「がん記念日」

本日で膵臓がんを告知されてから19年目になりました。

告知・手術からの休まず続けているこのブログも19年目となります。

この19年間、「今日という一日」を大切に生きることで、絶望的な統計データを塗り替え、膵臓がんからの生還を果たしました。

予後の厳しいこのがんで私が大切にしてきたのは、「がんとは闘え、死とは闘うな」という覚悟です。死を恐れ、治ることだけに執着すると、心は疲弊し免疫力も低下してしまいます。

標準治療を土台にしつつ、自分にできる「がん活」を始めましょう。毎日「歩け、歩け」を実践し、バランスの良い食事と十分な睡眠、そして何より瞑想などで「心の平安」を保つことが、自身の治癒力を引き出す最強の武器になります。

膵臓がん完治:19年間の軌跡と独自の攻略法

膵臓がん告知から完治に至るまでの19年間の軌跡は、迅速な決断と標準治療、そして自分自身で取り組んだ「がん活」の積み重ねでした。以下にその主要な歩みをまとめます。

1. 告知と迅速な決断(2007年6月)

2007年6月、急激な血糖値の上昇と体重減少をきっかけに検査を受け、膵体部がん(ステージIII)と診断されました。膵臓がんは「足が速い」ため、セカンドオピニオンに時間を費やすよりもスピードを優先し、告知からわずか数日後にはがん研有明病院での手術を決定しました。

2. 手術と初期治療(2007年6月〜12月)

  • 手術: 2007年6月29日、齋浦明夫医師の執刀により、膵体尾部、脾臓、周囲のリンパ節を大きく切除しました。幸い血管への浸潤は数ミリの差で免れていました。
  • 抗がん剤: 術後の再発予防として、半年間にわたり抗がん剤ジェムザール(ゲムシタビン)を投与しました。

3. 「がん活」の実践と体質改善

標準治療を土台にしつつ、再発・転移を防ぐために独自の「がん攻略法」を継続しました。

  • 運動: 術後ICUを出た直後から歩き始め、退院後も毎日1時間程度のウォーキング(通勤含む)を習慣化しました。
  • 食事・サプリメント: 玄米魚菜食や地中海食をベースにし、メラトニン、ビタミンD、オメガ3、緑茶(カテキン)などのサプリメントを17年以上継続して摂取しています。
  • 心の平安: 「がんと闘え、死とは闘うな」という死生観を持ち、サイモントン療法やマインドフルネス瞑想を通じて、免疫力を高める心の状態を保ちました。

4. 完治へのマイルストーン

  • 5年生存(2012年): 再発率が極めて高い5年という壁を突破し、検査結果も良好でした。
  • 完治宣言(2014年): 術後7年目の検査で、主治医から「気持ちの上では完治と考えて良い」との言葉をもらいました。
  • 卒業(2017年): 術後10年が経過し、膵臓がん患者としては「卒業」を迎え、年に1回の定期検査も終了しました。

5. その後の課題と現在の生活

  • 糖尿病管理: 膵臓を大きく切除した影響で糖尿病が悪化しましたが、糖質制限と少量のインスリン注射(2016年開始)により、現在も良好にコントロールしています。
  • 新たな試練: 加齢に伴う腰椎椎体間固定術(2024年)などの手術も経験しましたが、常に前向きな姿勢を保っています。

闘病だけに時間を費やすのではなく、「今ここ」にある幸せを味わってください。結果は天に任せ、生かされる喜びとともに、今日という一日を大切に生きていきましょう。

  • なんとかなるものはなんとかする。なんともならないものは成り行きに任せる
  • ルターは「もし明日世界が終わるとしても、私は今日もリンゴの木を植えるでしょう」と言いました。