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注目記事

早期からの緩和ケアを受けられる病院リスト

「早期からの緩和ケア」の現実 私が「緩和ケア」という言葉を知り関心を持ったのは、2007年に膵臓がんを告知され、手術のための入院をひかえていたころのことでした。 「がん緩和ケア最前線」坂井かをり著 告知されたばかりの”膵臓がん初心者”でも、膵臓がんの予後が極端に悪い(当時は特に)ことは理解していたの ...
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/ 緩和ケア, 膵臓がん

膵臓がんの重粒子線治療

4月から局所進行膵癌の粒子線治療が保険適用に 1月8日付の記事でも紹介しましたが、この4月から膵臓癌に対する粒子線治療(陽子線治療と重粒子線治療)が保険適用となります。 これまでは先進医療として粒子線治療を受けることもできましたが、患者の自己負担金が300万円ほど必要でした。そのために治療を諦めざる ...
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佐藤典宏先生の講演動画:限定公開

先日の『膵臓がん患者と家族の集い』Web交流会における佐藤典宏先生の講演動画を限定公開いたします。 先日の Web 交流会も、患者と家族の皆さんの熱い思いがひしひしと伝わってくるような集いでした。初めての方が半分以上で、最初はしゃべっていただけるだろうかと心配もしましたが、皆さん積極的にどんどん発言 ...
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/ 膵臓がんの知識・情報

『膵がん診療ガイドライン2019の解説』がPDFでダウンロード可能に

日本膵臓学会のサイトに新しく『膵癌診療ガイドライン2019の解説』がPDFファイルでアップされています。 がん治療においては、患者さんもある程度の基礎的な知識や情報を身につけることが絶対に必要です。なぜならば主治医は多忙であり癌についての基礎的な知識まで短い診察時間に教えている暇はないからです。 「 ...
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/ 膵臓がんの知識・情報

どうすれば膵臓がんが治るのか? 佐藤典宏先生の講演動画

佐藤典宏先生の講演「膵臓がんの標準治療と代替医療ー外科医の立場から」 9月21日の『膵臓がん患者と家族の集い』Web交流会は盛況のうちに終わりました。3時間半にわたる交流会でしたが、ご講演の佐藤典宏先生、参加者の皆様、お疲れさまでした。 佐藤先生の講演の特徴は、膵臓がんでは標準治療と代替医療をうまく ...
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比較:免疫細胞療法クリニック

あちこちで免疫細胞療法が話題になっていますね。きっかけはITmediaビジネスのこの記事です。 ここでは記事の中身にはあまり触れませんが、ITmediaビジネスはソフトバンクの子会社です。代表取締役社長兼CEOは、孫正義社長の戦略秘書、社長室長を務めた大槻利樹氏。 確かに、「免疫療法」をうたって、科 ...
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最新の記事

手術が終わった!

手術が無事に終わった。今日ICUから一般病棟に戻ることができた。 膵頭部を残して後はすべて切除 周辺組織への影響は見られなかったので、胃切除のような大きい手術は必要なかった との説明。まぁ、望みうる最上の結果だろう。 6月29日 手術室前には我々と別に二家族がいた。Vサインで妻と娘としばしの別れ、手 ...
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/ 手術から退院まで

生きるということ

昨夜病室から撮った夜景だ。あいにく東京タワーは霞んでいた。 哲学の根本問題 とは少し大げさだが、生きるとはなんだろうか、との問なら今の私には身近で切実だ。 古代ローマのストア派哲学者エピクテートスは、自分の権能下にないものを頼るなとして、自分の力のうちにあって自由になるものと、自分の力のうちになくて ...
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/ 死生観, 科学・哲学

すい臓がん手術で入院

タクシーに乗り、一人で入院した。 肺機能の検査と胸部レントゲン撮影。肺機能検査では測定器の針が振り切れて測定範囲を超えてしまった。8000以上。若い女性の検査技師が、「振り切れたのは初めて!」と。若いころの生育盛りに管楽器を吹いていたのが影響しているのだろう。 部屋からはレインボウブリッジと有明アリ ...
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/ 癌発見⇒手術まで

「がん緩和ケア最前線」坂井かをり著

今日は茨城県まで車で日帰り出張。帰りの車中で癌研からの電話を受けた。27日に入院が決まった。あいにく差額ベッド代の要らない部屋は確保できず、5000円/日の部屋になるという。 59歳の誕生日に入院ということになった。 岩波新書の最新刊「がん緩和ケア最前線」を興味深く読んだ。癌研有明病院を一年間にわた ...
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腫瘍マーカーの結果にびっくりしたー転移していないかも

今日は元のかかりつけのT先生のところにアマリールを処方してもらいに行った。借りていたCT画像のフィルムを返却するためでもある。 「フィルムは患者さんのものだから、お持ちください。病院においていても5年たつと廃棄するのですよ。」とのこと。 そう、カルテもエックス線フィルムも本来は患者のもののはずだ。検 ...
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/ 癌発見⇒手術まで

膵臓がんで手術できるのは患者の20%

昨日の検査結果の確認と入院前の最後の診察で癌研へ。 今日は妻を伴っていった。 先生が妻のために最初から丁寧に説明してくれた。「膵臓がんと診断された患者さんのうち、手術できるのはそのうちの約2割です。体の中央部、胃の裏側になり、なかなか検査も難しいところですから、見つかったときには転移もしていて手術す ...
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/ 膵臓がんの知識・情報

入院前の検査

癌研で入院前の検査。 持病の不整脈が手術に影響するかどうか、内科の先生の診察を受ける。40年も付き合っている不整脈だし、前の直腸がんのときにも問題がなかったから大丈夫だと思うが、担当医としては確認しておきたいのだろう。 結果的には「問題ないですよ」との診断。その後血液検査と胸部レントゲンの撮影。最後 ...
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/ 癌発見⇒手術まで

癌で死ぬことはそんなに悪いものじゃない

膵臓がんを告知されて、いよいよ覚悟を決めなくてはならなくなった。決して強がっているわけではないが、このように考えた。 いまや日本人の男性なら2人に一人、女性は3人に一人は癌で死ぬといいます。 癌治療が進歩しているにもかかわらず、癌で死ぬ割合が増えているのは、他の病気で死ぬことが減少して結果的に寿命が ...
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/ 死生観

家族に癌を告知する

今日は義父の月命日だ。妻と墓参りに行く。信号で止まったら左の窓にアジサイが覆いかぶさるように迫っていた。 紫が美しい。「まだ蕾から咲き始めのころのピンクの花が私は好きだわ」と妻が言う。 今夜癌になったことを打ち明けるつもりだ。 墓参りを終えて、日暮里へ。妻が今日は茶会の日である。降ろしてからまっすぐ ...
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/ 癌発見⇒手術まで

告知宣言 今日から私はがん患者になった

妻には内緒で家を出た 妻には千葉に車で出張だと偽って家を出た。 あいにくの雨模様の天気だ。車で癌研に向かうと途中からフロントガラスに雨粒が当たりだした。癌研の地下駐車場に入ると、満車ですからしばらくお待ちいただくか、いったん外に出てください、との案内。ちょうど出て行く車があったので、その後に駐車でき ...
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/ 癌発見⇒手術まで

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