2018年7月21日 / 最終更新日時 : 2018年7月22日 キノシタ 先進医療 光線力学療法(PDT)が膵臓がんに適用できるようになるか? 2000年に入ってから、出力の非常に弱い光源(従来の1/1000)を用いた「メトロノミックPDT (mPDT)」法が提唱され、従来のPDT法では難しかった体内深部の臓器にできたがん(たとえば肝がん、膵がん)を治療できる新たな医療技術として大いに期待されています。しかし、光強度の非常に弱いmPDTでは、光源の位置が少しでもずれると腫瘍への光照射が不十分となり、抗腫瘍効果が得られません。そのため、生体内の臓器や組織上で安定に固定でき、腫瘍に対して長時間安定的に光照射できる体内埋め込み型の発光デバイスの開発が望まれていました。
2018年7月16日 / 最終更新日時 : 2020年2月16日 キノシタ 補完代替医療 カフェインの脱水作用は都市伝説 これまで長きにわたり、カフェインの利尿作用により脱水症状が起きると信じられてきましたが、近年、この説は必ずしも真実ではないことが明らかにされています。 むしろ、カフェイン入りの飲料を避けることが、結果的に水分摂取量の低下につながり、脱水症状のリスクを高める可能性もあります。 カフェインの日常的な摂取によって、私たちの体のカフェインに対する耐性は3~5日程度で得られることが知られており、カフェインによる脱水作用を過剰に恐れる必要はないでしょう。 日ごろからお茶を飲んでいる方なら、熱中症対策の水分補給のためにカフェインを含むお茶を飲んでも大丈夫なんです。
2018年7月15日 / 最終更新日時 : 2022年1月5日 キノシタ 死生観 末期がん患者の死への不安 末期がん患者のこころの問題 小児科医細谷亮太氏は、聖路加国際病院小児科で40年間難病の子どもたちと向き合ってきた医師です。大下大圓氏は、日々悩み苦しむ人たちに献身的に寄り添う飛騨千光寺住職で臨床宗教師でもあります。この二 […]
2018年7月9日 / 最終更新日時 : 2022年4月18日 キノシタ お薦めの記事 がんで死なないための食事 質の良い食事=野菜果物と食物繊維を多く摂り、乳製品は低脂肪のもの、牛乳よりは豆乳、タンパク質は赤身の肉を控えめにして、魚介類を、脂の少ない肉や鶏肉、卵、豆、ナッツからしっかりとる。油はオリーブ油。糖質は控えめにして、摂るのであれば玄米などの全粒穀物にする=が、がん患者の死亡率を半分にするというレポート。 食事療法ではがんは治らない。しかし、食事療法をしなければがんは治らない。
2018年7月7日 / 最終更新日時 : 2020年2月16日 キノシタ パソコン・インターネット キーボードの分解掃除 今日は思いついてキーボードの分解掃除をしました。毎日使っているキーボード、弘法も筆を選びます。なんやかんやと一日に1万字くらいは打っているのではないでしょうか。 私の使っているキーボードは、東プレのREALFORCE 1 […]
2018年7月4日 / 最終更新日時 : 2024年6月12日 キノシタ お薦めの記事 がんの転移は、精神的なストレスを除くと抑えられる 手術の前後での心理的なストレスが免疫機能に悪影響を与え、免疫力を低下させて癌転移を促進させるとしています。したがって、癌摘出手術などの強いストレスが起こる際には、なるべく精神的にリラックスして、ストレスホルモンの分泌を抑えることが癌の転移抑制に重要で、そのようなケアを取り入れるべきであると結論しています。
2018年7月4日 / 最終更新日時 : 2019年2月14日 キノシタ 旅行・地域 夏ばて対策に昼からビールとステーキ 暑い。暑気払いとスタミナ補給に、いきなりステーキのランチメニューへ。 300gを頼むことが多いが、今日は200gにしてライスは小。コーンをブロッコリーに変更。これで少しは糖質が減る。プラチナ会員にはサッポロの黒生ビールが […]
2018年6月30日 / 最終更新日時 : 2024年5月12日 キノシタ お薦めの記事 高濃度ビタミンC点滴はがんの転移を抑制するか ビタミンCに抗腫瘍効果はない、したがって、生存期間の延長や腫瘍の縮小効果も期待できないが、QOLを改善し、抗がん剤の副作用を低減させるかもしれない弱い証拠がある。
2018年6月25日 / 最終更新日時 : 2022年4月18日 キノシタ がん一般 腹膜播種でもあきらめない! 腹膜播種を伴う悪性疾患に対する通常の治療法(抗がん剤治療や姑息的手術)の生存率は非常に悪いことが知られていますが、適切な症例を選択したうえで播種病変を切除する腹膜切除術と温熱化学療法を行うと比較的良好な成績が得られることが報告されてきており、欧米では腹膜播種患者の治療法の選択肢の一つとして確立されています。
2018年6月24日 / 最終更新日時 : 2019年10月27日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(92)『ガンとわかったら読む本』 ブログ「あきらめない! ガンが自然に治る生き方」を書かれている佐藤先生が、ブログの内容を書籍にまとめて出版されました。 佐藤先生のブログは、膵臓がんに関する記事も多く、サプリメントのエビデンスなども紹介されています。(肯 […]
2018年6月24日 / 最終更新日時 : 2019年2月15日 キノシタ 旅行・地域 古稀の誕生祝い 古稀とは数え年での70歳ですから、本当は昨年のはずですが固いことは言わない。昨夜は子どもたちが古稀の誕生祝いをしてくれました。 場所は立合川の『蕎麦会席 吉田屋』。旧東海道に面していて、創業は安政3年(1856年)と言う […]
2018年6月21日 / 最終更新日時 : 2018年6月21日 キノシタ がん一般 出来ない時はできない。できるようになったら考える。それまでは休養。 膵臓がんをやったら健康体になりました。 「私の心に響いた一言」には、 出来ない時はできない。 できるようになったら考える。 それまでは休養。 とありました。
2018年6月18日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ 緩和ケア 膵臓がんの緩和ケア 一般に膵臓がんの終末期の痛みは、コントロールが難しいのですが、膵臓がんブログでも最期はほとんど痛みがない方も結構いるので、あまり悲観的になる必要はありません。しかし、経験の浅い未熟な緩和ケア医だと、痛みに適切に対処してくれない可能性もあります。 いたずらに苦痛に耐える必要は全くありません。 痛みは情動などにも悪影響を与えます。内臓痛は適切に医療用麻薬治療で緩和すべきです。
2018年6月16日 / 最終更新日時 : 2018年6月16日 キノシタ 医療 3人に1人の医師に製薬会社マネーが 一瞬、まちがいでは?と思ってしまった。なにしろ医師の3人に1人は、製薬会社からの講師謝金やコンサルタント料をもらっているという。 製薬会社71社が、2016年の1年間に医師に支払った講師謝金やなどの総額が約266億円に上る。そのうちの8割が講演料などの謝金だ。 日本の医師31万人のうちの10万人に何らかの金がわたり、その5%の医師に100万円以上の支払いが集中している。
2018年6月14日 / 最終更新日時 : 2018年8月29日 キノシタ 光免疫療法 新たな光療法の開発 小林久隆氏らが開発した光免疫療法の治験が、がん研究センター東病院で進んでいますが、甲南大学フロンティアサイエンス学部の三好大輔教授と川内敬子准教授らは、新たに光を利用してがん細胞の増殖や転移を促す分子だけを破壊する新しい […]
2018年6月13日 / 最終更新日時 : 2021年12月31日 キノシタ 免疫・ワクチン療法 官民挙げて、日本の免疫療法を確立すべきだ 免疫細胞クリニックはデータを出すべきだし、ないのなら知恵を絞って臨床試験をしなさい。現状では「延命効果なし」といわれてもやむを得ないでしょ。医療の中心にいる方たちも、「エビデンスがない」の呪文などいい加減にして、官民を挙げて新しい免疫治療を探るための方策、エビデンス作ることを必死で考えて欲しい。それががん患者の願いなのだから。