サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

チェロアンサンブル合同練習

昨日は6月のフェスティバルに向けての合同セミナー。雨でしたが車でなく電車で行きました。直腸が無くても、膵臓が無くても、還暦をすぎたがん患者でも、俺は元気だぞ! とハッパをかけ、チェロケースを背負って駅の階段を上り下りしましたが、やはり今日はひざが痛い(´д`)。

チェロが60台も揃うと壮観で、音合わせでは地響きがするかと。飼い犬の病気のせいもあってほとんど練習していかなかったのですが、他のみなさんは結構弾きこんでいる様子で、いささか慌てました。


サン・サーンスの「白鳥」をいきなり通しで演奏させるし、「夜のストレンジャー」は、これも譜面には?=90と書いてあるのに「?=100でいきましょう」と、私からすると"速度違反"かと思うほどのテンポで、しかも初見に近い状態で弾かされ、泡を食ったようにあっぷあっぷでした。



モーツアルトのレクイエムから第8曲「ラクリモーサ(涙の日)」。これはモーツアルトの絶筆で、未完成だったのを弟子が完成させたもの。今回のチョロアンサンブル用に4パートに編曲されたものですが、重厚さもあって良い編曲です。バイオリンだと4パートにしてもこのようにはならないでしょうね。チェロの音域の広さと低音部の特徴を引き出した編曲です。

2時間の練習を全てPCM録音したので、これを聴きながらみなさんに追いつかねばなりません。関東全域から集まっているようで、遠くの方は車で2時間かけてやってきたといっていました。50~60代の方が多そうです。6対4で女性が多く、退職した年代と家庭の主婦層が大部分ではないかと感じました。

指揮は私の先生である石黒豪先生。的確な指導で弾き方を指示すると、みなさんみるみる音が変っていく様が分かります。良い演奏会になりそうな予感がします。

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