サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

がん仲間の遺品ーペリーラにはやはり焼酎だ

いつもコメントをいただいている『Walk Strong 自分のために大切な人のために歩き続けよう』の金魚さん推薦の「赤しそ飲料 リーバー ペリーラ」がAmazonから届きました。

リーバーの製品に配合されているプロテオグリカンは、弘前大学が新しい抽出技術を開発して、従来は1gのプロテオグリカンが3000万円していたのが、サメの鼻軟骨から30万円で抽出できるようになったということです。

がん患者の味覚障害にも効果があるとか。最近は化粧品やサプリメントにも配合されて注目されています。

冷蔵庫で良く冷やして、一杯。ほどよい酸味が心地よいです。

今回は緑茶をお茶ミルで挽いて「緑茶ペリーラ」にしてみました。

う~ん。鮮やかな色が消えてしまいました。しかし、味はほとんど変わりません。

プロテオグリカンとカテキンの相乗作用でがんと美容に効果があるかもしれません。

ところで、ペリーラを入れている写真のグラスにはなつかしい想い出があります。

18年前に、私が一度目のがん、直腸がんの手術をした時、同室の方にKさんというガラス職人さんがいました。胃がんで胃を全摘したKさんが退院する時に私のベッドに来て、「余命は長くないといわれたから、遺影にする写真を撮って欲しい」との申し出でした。

彼のガラス工房を訪れて、仕事の様子を撮影させていただきました。Kさんのガラス製品は、大学や企業の研究所、精密機器に使われる、特殊な石英を使った不純物のないものです。叩くと、普通のグラスにはない鈴のような澄んだ音色がしました。

息で吹きながら、バーナーで形を整えていきます。このときのグラスが彼の遺品となりました。

一連の写真は写真展に出品しましたが、写真店に来られたKさんのご遺族からは、余命宣告されたあとも取り乱すこともなく、ガラスの澄んだ音色のように、淡々と残された日々を家族とともに過ごされたと聞きました。

彼の葬儀では、私の撮った穏やかに笑っている彼の遺影が、祭壇にたくさん並んでいました。

久しぶりに昔のがん仲間を思い出しながら、焼酎をペリーラで割って飲み干しました。緑茶も良いが、やはりペリーラには焼酎が一番あいます。

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