サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

福田総理が辞任

ブログを書こうとしたら、テレビで福田総理辞任の記者会見が始まりました。驚きましたが、一面「やっぱりか」という気持ちもあります。

定率減税を廃止して庶民の生活苦を作り出すきっかけを作った公明党。2003年の総選挙で基礎年金の税負担を二分の一に引き上げる財源として、「定率減税の段階的廃止と年金課税の見直し」を掲げ、廃止の言い出しっぺのその公明党が、今度は「定額減税」をごり押ししています。節操や見識のかけらもない、選挙目当てが見え見えのこの政党にはあきれ果ててしまいます。

こんなのと一緒に選挙では、福田総理が「やってられないよ」という気持ちはよく分かりますね。また、この時期に辞任して麻生幹事長に禅譲すれば、来るべき総選挙で自民党に有利に働くという計算もあるのでしょう。阿部前総理に続いて、国会での所信表明演説の直前に二人の総理が辞任するのですから、異常です。自民党も末期症状です。

でも麻生さんで大丈夫でしょうか。吉田元総理の孫で、大会社の経営者、何の苦労もなく育ったひとです。復古調の靖国派であり、「一言多い」ので有名な政治家でもあります。九州が選挙区でありながら、生活保護を打ち切られて「おにぎりを食べたい」と日記に書き残して餓死した北九州の事件も知らないようで、「今の世の中、餓死する程の貧しさが存在するわけではない」と言ってのけているような政治家です。こんな人に今の庶民の生活苦を解決することを期待する方がどだい間違っているのかもしれません。マスコミの作り上げた虚像は先の安倍総理でもそのもろさが浮き彫りになったはずですが、でも我が国民は非常に愚かで我慢強いのですから、またまたマスコミに踊らされ、麻生新総理に歓迎一色になるに違いありません。

昨日投票の沖縄県竹富町の町長選で、無所属の新人が、自民党推薦で現職の元町長を1455対404票という大差で破ったと報道されています。今日は防災の日ですが、この日本になにか大きな地殻変動が起き始めているのではないか、そんな気持ちにさせられます。

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