サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

定期検査 3年をクリア!再発転移なし

今日は癌研での定期検査でした。

毎年アジサイの咲くこの季節になると、3年前の慌ただしいできごとを思い出します。癌研の庭にもアジサイが満開になっていました。

CTと血液検査でしたが、9時に病院に入って血液検査。その結果をみてから造影CTを撮り、画像が解析室で解析されている間に食事。1時45分から診察という流れでした。食事はもちろん東京會舘の「會舘オムライス」に生ビールを一杯。病院で飲む生ビールはなんと格別の味がします。入院中にこのレストランに来ても患者には出してくれませんでしたから。当たり前ですが。

検査の結果は、局所再発も転移もなし。腫瘍マーカーも正常値であり、血液検査のその他の項目にも異常はありません。
   CEA:  4.2
   CA19-9:18.2


好中球パーセントが少し低いが、これはリンパ球パーセントが増えたためであり、リンパ球を増やす努力をしているのだから、これでよい。「がんになったら、健康になった」というデータです。体重が減ったこと、運動している、食事に気をつけている、これらの積み重ねがこのデータです。

手術後3年をクリアしました。

膵臓がんでは3年生存率と5年の生存率にはあまり大きな違いはないから、再発するリスクはゼロではないだろうが、あまり気にするほどのことでもないのでは?と先生に質問。
先生は「膵臓がんは10年ほど前まではほとんど全員が亡くなっていたわけで、治療法が進歩した最近になって5年生存者のデータが揃いだした状態です。アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学は膵臓がんの治療数が世界一の病院ですが、そこへも5年生存者のデータが集まっているのです。そしてそのデータでは5年たってからでも再発する例が報告されています。元のがんが再発するというのではなく、別の新たなすい臓がん細胞ができるのではないかといわれています。すい臓がんはまだ原因すら未解明のがんですから、油断はできません。5年経っても経過観察は続けましょう。」と言われました。

私は「もちろん検査は続けますが、自分の気持ちとしてはここでサバイバー宣言をします。」と告げたら笑っていましたね。

夜はチェロのレッスンです。駅の地下で野菜天ざると麦焼酎のロックを注文。今日は昼はビール、夜は焼酎と二回も飲んでしまった。チョロのレッスンは大丈夫か?
案の定、楽譜を読み飛ばしたりでさんざんでした。今日のレッスンはメンバーの二人がお休みで、少し前から参加したDさんと二人だけ。レッスン後に話をしていたら、Dさんも先月癌研で手術をしたそうで、しかも、同じ先生だと分かってびっくりでした。チェロ友ががん友だった。

チェロをやっているとがんの治癒率が高いというエビデンスが、Dさんと二人で証明できるのではなかろうか、と思ったりして・・・。

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