サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

がんの補完代替医療ガイドブック 第3版

1週間ぶりです。確定申告(青色申告)を必死で作成していましがんの補完代替医療ガイドブックたが、やっと終わりました。1年分をまとめてこの時期にやるので、例年のことですが疲れます。昨年も3.11の前に提出しておいて助かった。3月15日までおいてたらたいへんだったと思います。医療費控除のための領収書の分厚さには驚きますが、金額はたいしたことはなくて還付されるのは13万円程度でした。

がんの補完代替医療ガイドブック(第3版)』が公開されました。

3ページの「補完代替医療とは」の内容が変更されています。

第2版 第3版

米国NCCAMによる分類方法も一部変更され、ホメオパシーはエネルギー療法(気功、レイキ)などと一緒に「その他」に一括りにされています。

20ページに「科学的根拠に基づいた医療とは?」のコラムが付け加えられており、

補完代替医療の利用について判断する際には、エビデンスだけでは決まらず、他の要素も考慮するために、ときにエビデンスの示すものとは異なった判断をすることがあります。決してエビデンス通りの判断をすることが科学的根拠に基づいた医療(EBM)ではありません。

と書かれています。エビデンスがないから補完代替医療は取り入れるべきではないという、一面的な解釈に注意を促していますが、かといって、何でもかんでも良いと言うことではありません。

「がんの補完代替医療の有効性」のページは多くの改訂があります。「強く薦められる(質の高い科学的根拠あり)に「定期的な運動」などが追加されています。また、がん予防のために健康食品・サプリメントは推奨できない、とも書かれています。

資料編の「AHCC」の分析なども、PubMedでの文献が、第2版の2例から4例に増えて、有効性のある研究も紹介されています。

第2版と比較しながら第3版を読んでみるのも、この間の研究成果を知る上で有効だと思います。

医療従事者向け

医療従事者向けの『がんの補完代替医療診療(CAM)手引き』も公開されています。

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