サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

低血糖で昏睡、危なかった。

低血糖は、本当に怖いですよ。

結婚記念日を早めに祝おうと、昨夜は鉄板焼きダイニングを予約して家族全員で出かけました。昼間のうちから「低血糖かな?」との自覚症状があったのですが、お昼の蕎麦を食べる直前にグルファスト錠10mgを服用しました。即効型のインスリン分泌促進剤であり、副作用として「低血糖症状」が記載されている薬です。

レストランでは、食事の直前にアヘンチンキと、この日二度目のグルファストを服用しました。前菜のオードブルで生ビール、続いて赤ワインと血糖値の高くなるものを摂ったのですが、メインのサーロインステーキが出ころから焼酎に変えて飲んでいました(飲み過ぎ?)。

突然の冷や汗と心臓の不調、心拍数が少なくなり、吐き気と震えが来て意識がもうろうとしてきました。意識を失うまえには、死ぬときにはこんな感じだろうかと、ふと頭をよぎりましたが恐怖はありませんでした。人は簡単に死ぬだなぁ、その時には恐れなどを感じている余裕もないのかもしれません。

たぶん血糖値は40mg/dlを下回っていたのでしょう。

その後の記憶はないのですが、床に倒れて意識を失っていた(昏睡状態?)ようです。家族の話では、棒が倒れるように顔から床に倒れ込んだと言っています。他の客も家族も驚いたに違いありません。体中汗でびっしょり。倒れて昏睡してからどれくらいの時間が経ったのかも分かりませんが、意識が戻ると便意をもよおしてきたので、娘に介助されて何とかトイレに。

倒れたときに床にぶつけたのでしょうか、左目の周囲が内出血して「パンダの目」になっています。

こんなことが反省点です。

高血糖はすぐに命の危険はないのですが、低血糖では最悪の場合、昏睡から中枢神経の機能低下が起こり、死に至ることもあります。そうでなくても、車の運転中や電車のホームで低血糖症状が起きたときは、交通事故を起こしたり、線路に転落することもあり得ます。

動悸・冷汗・震えなどの症状は、これ以上インスリンが分泌され血糖値が下がらないようにするための、交感神経系のホルモン(カテコールアミン)により現れます。これは、これ以上血糖が下がると中枢神経の機能が低下して危険だという警告でもあるのです。

さんざんな記念日でした。意識が戻らなければ救急車で運ばれていたでしょう。残りの連休はおとなしく過ごすことにします。

血糖値の管理も難しいなぁ!

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