サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

明日は投票日

明日は投票日だが、日本海側を中心に大雪の予想も出ている。投票率が下がれば組織票を持つ自公、共産党に有利になるとの予測である。

いつの選挙も「これからの日本の行く先を決める大事な選挙」とワンフレーズのように言われるが、今回の選挙はまさしく「歴史的な、日本の将来を決定する」選挙と言うべきだろう。未来の日本人は、「あの選挙が歴史の分岐点だった」とふりかえって確認することになるに違いない。

「極右」の政治家が一国を代表する地位に就いている国は、先進国においては日本以外には存在しない。ヨーロッパでネオナチが政権を取ったら大騒ぎをするだろうが、第二次世界単線後の世界秩序を壊そうという勢力が政権を担っている日本という国の異常さを、国民は感じていないように見える。いや、それどころか、危険きわまりない人物に、憲法改正の発議ができる3分の2以上の議席を与えるかもしれないという、まさに「歴史的な転換点」に我々は立っている。

すでに日本はファシズムに突入していると、私はみている。彼らにとってはこれからが総仕上げである。戦前の暗い「日本を取りもどす」過程が、一歩一?進んでいく。そう、あの北朝鮮のような「独裁国家」に日本がなろうとしている。安倍一人の判断で憲法の解釈を変え、集団的自衛権を認めるということは、個人を憲法の上位に置くという意味ですでに「独裁」である。

ファシズムと独裁には、弱者の切り捨てが常に付随している。いや、一心同体である。言論の自由、表現の自由の抑圧が平行して断行される。警察権力が我が物顔にふるまい出す。

国家の役にたたないものは切り捨てられる。もちろん病人、がん患者などは国富を無駄に消費する”国賊”扱いになるに違いない。生活保護費の切り捨て、医療費の抑制がすでに現実に進行しているが、戦力保持が第一に重要だとして、いっそう弱者の切り捨てが進むに違いない。

棄権することは、ファシズムへの道に無条件に賛同することになるにちがいない。

モバイルバージョンを終了