サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

湯島聖堂と神田明神、免疫細胞療法のセミナー

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神馬の「あかりちゃん」

日差しが暖かく、梅もそろそろほころぶかなという神田川界隈を散策して、湯島聖堂と神田明神に行ってきました。まだ初詣の余韻の残る神田明神の境内は、人混みをかき分けて歩かねばならないほどでした。

今回もモノクロに挑戦です。

免疫細胞療法のセミナー

写真散歩はついでで、「免疫の力でがんを治す患者の会」セミナーに西村元一先生が登壇されるというので行ったのですが、これがトンデモないセミナーでした。西村先生は体調を崩されたとかでキャンセル。そしてセミナーの実態は瀬田クリニックの患者集めのための宣伝でした。

いやね、瀬田クリニックや免疫細胞療法がダメだというのじゃないですよ。中には効果を実感している患者もいます。しかしねぇ、院内の患者会を使って、実際には費用も瀬田クリニックが出しているのだろうが、主催者としてクリニックの名前はない。しかも会場は東京医科歯科大学の講堂。フェアじゃないです。

会のオフィシャルサイトをすべて閲覧しても、瀬田クリニックの名がない。(今日のプログラムに神垣隆先生:瀬田クリニックグループ 臨床研究・治験センター長の名があるが)これじゃ詐欺同然でしょう。

三重大学の珠玖洋(しく ひろし)教授が免疫チェックポイント阻害剤と免疫の話をして、免疫療法が脚光を浴びているという講演でした。しかし、その後に登壇した医者で患者でもある講師の先生たちは、自分も関わっている瀬田クリニックの活性化リンパ球療法の話です。

活性化リンパ球療法にも免疫チェックポイント阻害剤と同等の効果があるかと、参加者を誤解させるような話しぶりのセミナーでした。勘違いした患者もたくさんいたでしょうね。

免疫細胞療法は、抗がん剤と併用すれば副作用を低減して抗がん剤の効果を高めるという研究もあります。唯一の副作用は、自由診療だから高額だということです。しかし、あくまでも標準治療の補助という位置づけです。

活性化リンパ球療法を含む免疫細胞療法は、免疫チェックポイント阻害剤とは別物ですからね。勘違いしないように気をつけましょう。

瀬田クリニックがダメだというのではないですよ。今日の開催方法はフェアじゃないというだけです。

ま、おかげで神田明神でお参りもできたから、いっか。

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