サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

シュレベールの箴言(3)

統計は情報に過ぎず、けっして宣告ではない。

進化論の専門家で「第二のダーウィン」と呼ばれたスティーブン・ジェイ・グールドは、40歳で腹膜中皮腫と診断された。中皮腫は不治の病とされており、生存期間中央値は8ヵ月である。

彼は論文をくまなく読みあさり、中皮腫の生存率曲線を見つける。グールドは、

を”発見”する。

恐竜の尻尾の先は、地面につかず、必ず「例外的に生存している患者」がいる。あなたがその例外になることは、難しいことではない。

がんに罹り、その運命と闘おうとした時に目標とすべきは、グラフの曲線の尻尾の先端に達するために、自分にできる限りのチャンスを与えることなのだ。

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