サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

タバコの煙はコロナウイルスを肺に招き入れる

山中伸弥教授らの専門家が「新型コロナウイルス ビッグデータで闘う」と題したNHKスペシャルを観ました。

免疫学の宮坂先生が登場してましたね。このブログでも何度が記事にしています。

志村けんさんが新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなりました。びっくりしましたね。報道によれば、酒とタバコは切らさなかったと言われていますね。しかし、入院の1ヶ月前には止めていたとも。喫煙はコロナウイルスによる重症化率を14倍に高めます。「新型コロナにかからないための五カ条」こちらの記事を紹介します。木村正人さんが大阪大学免疫学フロンティア研究センターの宮坂宮坂昌之教授にインタビューした記事です。世間は獲得免疫によって新型コロナウイルスの収束を期待しているようですが、自然免疫の重要性についても書...
免疫学の大家が教える「新型コロナにかからないための五カ条」 - 残る桜も 散る桜

コロナの重症化は生活習慣病と言われる、慢性炎症が関わっている病気の人に起きやすい。

 

ACE2というありふれたタンパク質が多いと、それがコロナウイルスの”港”になる。

そして肺の細胞に入り込んでいく。

だから、高血圧治療薬であるACE阻害剤を投与すると症状が改善した例がある。

こちらの記事は、そのACE2が喫煙者が重症化しやすい原因だと分かった。最新の研究論文を紹介。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延が、もともと風当たりが強まっていた喫煙文化にとどめを刺すかもしれない。新型コロナウイルス感染症の重症化に致命的な影響を及ぼす可能性があるからだ。
喫煙が新型コロナ重症化を導くメカニズムが明らかに 新型コロナがたばこ文化にとど... - JBpress(日本ビジネスプレス)

徐々に分かってきているのは、ウイルスが肺などの細胞に入るときに、足がかりとなる存在があるということ。それが、口や鼻などから吸い込んだウイルスが停泊する“港”である。

その正体は、肺の細胞などに存在している「アンジオテンシン転換酵素2」と呼ばれるタンパク質、略してACE2だ。

このACE2の量と喫煙が密接に関連すると、今回、米国の研究グループは断定した。

人間とネズミの肺の細胞を1個単位で分析。たばこの煙によって、細胞でACE2が増えることを確認した。結果的に、ウイルスは細胞の中に入りやすくなる。

基本的には、喫煙をしていて何が悪いかといえば、数年から数十年にわたって喫煙の習慣を続けることで、がんや心臓病などのリスクを高めてしまうことが問題視される面が大きかった。

それに対して、新型コロナウイルス感染症においては、もっと短期的な死に直結する影響を及ぼす。ACE2の増加で、ウイルスが瞬く間に肺の細胞に入れば、一挙に重症化し、死に直結しかねないからだ。

肥満で糖尿病、喫煙していれば、リスクは数十倍になろう。

つまり、この時期にタバコを吸うのは、自殺行為。これを機会に、禁煙に挑戦してみては?
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