サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

転移かな?

先日会社の健康診断がありました。バリウムを飲んで胃と食道の検査もしたのですが、その結果が返ってきて、「食道下部 食道隆起性病変疑い」との所見が付いてきました。

最悪の場合のすい臓癌の転移を疑っているようで、心配です。何はともあれ精密検査を受診しなければならないです。そういえば最近食後に胃がもたれる気がしていました。手術の後遺症であろうと考えていたのですが、そうでないかもしれません。すい臓癌の場合は肝臓への転移が一番確率が高く、約50%の転移率です。リンパ節転移、血行性転移、腹膜(ふくまく)転移が続きますが、食道転移というのは調べた限りではあまり例がないようなので、あまり心配はしていないのですが・・・。

癌の転移については我々庶民は誤解をしているのだという記事があります。(患者さんの誤解)

乳がんの肺転移⇒肺がんではない、胃がんの肝臓転移⇒肝臓がんではない、ということです。

つまり癌組織が転移した場合、元の癌細胞の特徴を持っているので、肝臓転移したものは肝臓がんではなく、元の癌だし、治療も元の癌としての治療を行うのだということです。すい癌が肝臓に転移した場合は、癌組織が仮に小さくても、初期の肝臓がんではないということです。『先生、私の転移したがんはまだ小さいから大丈夫ですよね』ということはあり得なくて、小さい転移が見つかったということは、検査では見つからないがん細胞が全身に分布しているというわけです。

私のすい臓癌の場合、まずは肝臓への転移に気を掛けていますし、27日はそのためのCT検査も予定しています。

2000年には直腸癌を切除しているのですが、仮に今回のすい臓癌が直腸癌からの転移だったとしたら、これはラッキーだと考えることができますね。なぜなら直腸癌はもっとも治りやすい癌であり、すい臓癌は「足が速い」と言われるようにもっとも厄介な癌です。ただ、膵臓摘出後の組織検査の結果ももらっていますが、それには「すい癌の病変」と明確に書かれていたので、直腸がんの転移の可能性はゼロだろうと思います。残念ですが。

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