サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

きれいな風景は抗がん剤より効果がある

PET-CTの結果で転移の疑いがありCTを撮りましたが、その結果を持ってうUクリニックへ。伊藤医院からの画像診断書をお見せして、

を説明しました。

そもそも、膵臓がんの転移を予防する目的で少量のジェムザールを動脈注射しよう、その前に腫瘍マーカの値が増加傾向にあるから念のためPET-CTを撮っておこうかということから始まり、その結果がartifactだという結論になったのですから、振り出しに戻ったことになります。

今後の治療方法を相談しました。U先生のご意見は、

との説明を受けました。「このCTはきれいですね。今後はここでCTを撮りながら経過観察をすると良いのではないですか」とも言われました。伊藤医院で撮ったCT画像は本当にきれいに撮れています。1mmピッチで(通常は10ミリピッチで撮る)、しかも見たい部分にちょうど造影剤がくるように、量と速度を先生直々に調整して撮影した画像ですから、画質が違うのは当然です。放射線技師がマニュアル通りに撮った画像とは明らかに鮮明度が違います。こんな小さなことががん患者のその後の運命を変えてしまうこともあるはずです。

DUPAN-2:膵癌,胆道系癌が疑われた場合,良性疾患との鑑別に,補助として有用である。また,術後の治療効果の程度や再発の有無をよ
く反映するため,術後の経過観察に有用です。DUPAN-2とその他の腫瘍マーカーとは側立値に相関が認められないため,CA19-9などとの組合せによ
り診断率が向上する。

「今のあなたの状態なら抗がん剤に金を使うよりは、笑って過ごした方がよい。きれいな風景を見て感動するとか、好きな趣味をやる。私の患者にも山登りが好きで、その後の治療も良い経過を示している患者がいる。ストレスをためない仕事と生活。これが抗がん剤よりはよっぽど効果がありますよ。」「玄米菜食はストレスにならないのなら続けた方がよい」「サプリメントは、無料ならすべての患者に勧めます。効果のある患者もいますが、誰にどれが効くかは全く分からない。」

ここにもがん治療には「心とストレス」が大きく関与していることを実感している先生がいます。いろいろと相談した結果、当面は経過観察をすることに私自身が決めました。先生もその方がよいということでした。

私の現在行なっている治療・生活

こんなことしかしていませんが、効果があるはずだと感じています。AHCC、サメの軟骨、アガリクスなどのサプリメントには全く興味がありません。

正月にデジタル一眼を買い換えて、あまり撮影もしていません。きれいな風景が抗がん剤より効くという先生の実感ですから、しばらく手にしていないカメラを担いで風景写真でも撮影に行こうか、そのためにはもう少し体力を付けなければと考えています。

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