サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

SVN-2B単独投与の第1相臨床試験

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Twitterに書いたのですが、重要な情報だと思うのでブログにも再掲します。ほかの抗がん剤を使用しないで、このワクチン単独だというのがよい。抗がん剤と併用では免疫力が低下してしまう。エルパモチドもGEMと併用でなければ効果が確認できたかもしれない。

24日付の北海道新聞の記事です。

消化器がん 進行抑制 札医大、ワクチン開発 副作用軽く製剤化期待
(08/24 09:22)

 放射線や抗がん剤治療で効果が思わしくない大腸など消化器系のがんの進行を食い止めるワクチンを、札幌医科大の佐藤昇志(のりゆき)教授(病理学)らの研究グループが開発し、実用化に向けた臨床試験を8月末から始める。がん細胞を攻撃するリンパ球を活性化させるワクチンで、これまでの研究では副作用が軽く、1~3割の患者で効果が確認されたという。

 研究グループは、大半のがん細胞が持つタンパク質「サバイビン」が分解されてできる「サバイビン2B」がリンパ球の標的となることを発見。消化器系などのがん患者約100人にサバイビン2Bをワクチンとして投与したところ、標的を与えられたことでリンパ球が増殖、活性化し、1~3割の症例でがんを縮小させたり、増大を抑えたりした。

 消化器の一つである膵臓(すいぞう)に末期がんを患い、余命半年以内とされた患者が、この治療法で6年以上存命している症例もあるという。一方で、発熱などを伴うことはあるものの、重篤な副作用はなかった。

 臨床試験は、厚生労働省の難病やがんなどの治療法の実用化研究事業として実施される。<北海道新聞8月24日朝刊掲載>

これに該当すると思われる臨床試験情報が、UMINの「UMIN000008611」だと思われます。現在「募集前」となっています。

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