がん治療の中核となる病院でつくる「全国がん(成人病)センター協議会(全がん協)」の、28の病院別に治療から五年後の生存率を公表したと、今朝の新聞各紙が報じています。
全がん協のサイトにある「全がん協生存率(CAPWEB)」から、膵臓がんのデータを抽出してみました。
私自身の病期などの条件、ステージⅢで外科手術適用の場合ですと、生存率グラフは次のようになります。5年生存率は7~8%程度でしょうか。症例数は184件です。
ステージⅢの全症例では、428件で5年生存率は約3%です。手術ができないと更に厳しい(約1%)ですね。
ステージⅢで、幸い手術が適用になったとしても3%→7%ですから、あいかわらず膵臓がんは予後の厳しいがんです。
ステージⅠ:211、ステージⅡ:511、ステージⅢ:428、ステージⅣ:1428症例ですから、55%の患者が発見されたときにはステージⅣです。それでもⅠとⅡで28%ですから、以前よりは早期発見される割合は増加しているようです。
膵臓がんサバイバーになるためには、術後に、可能なことをすべてやる。再発・転移を防止するために役立つと思われることはすべてやり尽くす覚悟が必要でしょう。
5年たった私がこうして元気でいられることの幸運を、感謝しなければなりません。