サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

血糖値の自己測定を始めた

先月25日に、自己血糖測定器「アキュチェック アビバ」を購入。一日置きに起床後と食後の血糖値を測定している。

起床後は100mg/dl前後で安定している。食後2時間値は、だいたい140~200mg/dlの範囲である。1回だけ250近くになったが、このときは焼き魚と刺身の定食で、ご飯が250gほどあった。これを除外すると、グラフは徐々に下がってきている。

IDF(国際糖尿病連合)の「食後血糖値の管理に関するガイドライン」では、

とされているが、これには「正常耐糖能者では」という但し書きがついている。私のような膵癌術後の患者には140mg/dlは難しい目標である。主治医の意見も「160ならいいんじゃないか」とのことだった。起床後の100前後は、これはもう立派な「正常耐糖能者」ではなかろうか。

一時は300mg/dlを超え、不摂生の結果に驚いたが、膵頭部がわずかしか残っていない体にしては管理できている方だろう。この調子でいけばHbA1cも徐々に下がってくると思う。

こうして毎日測定してみると、ご飯を食べた後のグルコース(ブドウ糖)スパイクがいかに急激に上昇するかがよく分かる。3回とも主食を食べないという日はあまりないから、プチあるいはスタンダード糖質制限食になっている。この程度で血糖値が下がってくれるのなら上出来だ。

蕎麦は良質な油を使った天ぷらなら、天ぷら蕎麦でもそれほど上がらない。晩酌は焼酎を毎晩欠かさないが、翌朝の値には影響していないような気がする。もっとも飲まない日がないから、比較する対象データが存在しないのである。焼酎、ウイスキーは大丈夫なはずだ。定食・仕出し弁当、持ち帰り弁当が一番危ない。おでんも、魚肉製品、パンペンにはデンプンが結構入っているから糖質は多いので、卵・大根・がんもどきなどを食べた。

お好み焼きには、糖質制限食では禁忌の小麦粉に変えて、大豆粉を使っている。大豆粉の欠点は焦げ目がついて焼き加減が難しいことだ。しかし弱火で蓋をしてじっくりやればおいしく焼ける。すき焼きにはみりんは使わずに羅漢果から作った甘味料「ラカントS 顆粒 200g」を使う。すき焼きに限らず、砂糖の代替として常備しておいた方が良いでしょう。

精白糖は血糖値を上げるだけではなく、がん細胞の好物である。シュレベールは、戦後になって精白糖が大量に使われ出した時期と、がん羅漢率との相関関係を指摘している。

測定器の1回当たりのランニングコストは、日本純正品だと、チップと穿刺針で140円ほどになるが、私はアメリカからの個人輸入品を使うことにした。これなら200回セットを買えば100円ほどである。

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