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マインドフルネス瞑想ガイド

八百屋が「おめでとう 東京」と張り紙をして「西瓜 五個で2020円」等とセールをすると、JOCから警告が来てアウトだそうです。場合によっては告訴されます。オリンピックを連想させる言葉の商業利用はIOC、JOCが知的財産権を所有しているので、公的スポンサー以外は使用できません。要するに金を出した企業だけがオリンピックのロゴや言葉を使用できる。「オールジャパン」の虚構の影で、電通が儲けて、ゼネコンがが儲け、その一部が政治家に献金としてまわり、セコムが儲けて、証券会社がぼろ儲けする。安倍晋三がいみじくも漏らしたように、本音は「四本目の矢」であり、皮算用で3兆円の経済効果がいちばんの関心事なのだ。「福島を応援」というのなら、すぐに解体する豪華な選手村に使う金を、粗末なプレハブに仮設住宅に仮住まいしている避難者のために使うべきだろう。人も物も金も東京に集中し、福島の復興は遅れるだろう。既に作業員の確保が難しくなってきたとの情報もある。優先順位が狂っている。「国土強靱化」ならぬ「日本凶人化」だ。



カバットジンの『マインドフルネスストレス低減法』を自宅で実践するためのCD付きガイド『4枚組のCDで実践する マインドフルネス瞑想ガイド』が発売されている。4枚のCDが収録されていて3990円と高価だが、購入して携帯プレーヤーにコピーをした。

  1. ボディ・スキャン瞑想
  2. マインドフル・ヨーガ①
  3. 静座瞑想
  4. マインドフル・ヨーガ②

のそれぞれが50分ほどのガイドになっている。カバットジン博士のストレス低減クリニックで20年以上にわたって使われてきた内容がそのまま日本語のCDとなっている。

サイモントン療法のCDをずっと聴いてきたが、少しマンネリ気味。気分を変えてこちらで瞑想をやってみた。50分は長いが、「ずっと眼を覚ましているように」と最初に釘を刺される。

マインドフルネスは「気づきの瞑想」と言われるが、ボディ・スキャンはまさに自分の気づきです。カバットジンは次のように述べている。

癒やしというものは
一つにありようとして実践しているとき
その実践そのものから生じます。
マインドフルネスの見方からすれば、
あなたはすでに一つの全体です。
すでに一つの全体なのに
そうなろうとする意味などあるでしょうか?
何はさておき求められるのは
”ありよう”という領域に身を投じることです。
これこそ根本的に癒してくれるものなのです。

「評価も判断もしない」「がんばらない」「受け入れる」「手放す」など、老子の思想や禅に通じている。内容は座禅(ヴィパサナー瞑想)であり、道元の影響も多く受けているとカバットジン博士自身が述べている。良寛も「今ここに」ある瞬間を誠実に生きよという。マインドフルネスも「今、ここ」の「一瞬、一瞬」を強調する。それは仏教思想の「諸行無常」、万物は流転し、変化しないものはない、が根本となっている。

明日のことは分からない。再発するか転移するか、そんなことは人智の及ぶところではないのだから、確実なのは「今、ここに」ある一瞬の時間であり、命とはこの「一瞬」の連続である。「今」を充分に生きずして人生を生きたと言えるのだろうか。同じことをキケロも言っている。

このような生き様こそが、いちばん自己免疫力を上げるはずだ。

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