サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

自家ワクチンと低用量抗がん剤で膵臓がんが消えた

自家ワクチンのセルメディシンのサイトに、膵臓がんが背骨のすぐそばを通る太い血管の脇にあるリンパ節(腸間膜リンパ節)に転移していたにもかかわらず、自家ワクチンと低用量抗がん剤治療で小さくなり、膵頭十二指腸切除を行った症例が紹介されています。

膵がん:重要なリンパ節に転移があっても

三好立院長の銀座並木通りクリニックでの治療例ですね。

この場合、再発率も高く、手術を断念する医師がほとんどではないでしょうか。

自家ワクチンと低用量抗がん剤治療(休眠療法)の相乗効果で腫瘍が縮小して手術にまで持ちもめたわけです。

がんワクチンにもいろいろあるが、中でも自家ワクチンは効果が期待できます。

保険が適用できないから全額自己負担だけど、車を1台買う思いをしてチャレンジする価値はあると思う。標準治療だけに頼っていては、標準的な統計にしたがって亡くなっていくだけです。自分の命には自分で責任を持つことです。

もっとも、この症例、現在もご存命中かどうかには触れていない。

低用量抗がん剤治療にはエビデンスがない、そんな少用量では効かないという腫瘍内科医もいるが、「そんな低用量を試したこともない」のだろうから「科学的根拠」以前の問題です。

三好立医師のブログにも低用量抗がん剤についてこんな記事がある。

実は,当院で行っている
低用量抗がん剤治療は,(癌研究会附属病院)土屋繁裕先生が
“遺して逝かれた”ものでもある.
当時,
「三好!シスプラチンが10mgで効くぞ!」
と言われた時は,
「土屋先生ともあろう人が何を馬鹿なことを」と
正直思っていた.
ところが,
土屋繁裕先生の死後,診療を引き継いだ患者さんの中に,
標準量の1/10のCAF(シクロフォスファミド+
ドキソルビシン+5FU)を1回投与しただけで,
酸素投与から離脱し,ホスピスを退院してきた
患者さんがおられたこともあり,
疑心暗鬼の中,
とりあえずやってみるか,と
自身でも1/10の抗がん剤投与を何人かの
患者さんに試みてみた,というのが
私の低用量抗がん剤治療の事始めである.
すると,確かに
1/10量の抗がん剤で
がん制御が得られる症例が存在することを
自ら体験することになった.
その時の驚きと,「少量で何故?」という戸惑いは,
今でも鮮明な記憶として残っている.

エビデンス至上主義の、マニュアル化された抗がん剤投与ならロボットにもできる。医者はKFCのアルバイト店員じゃないんだから、自分の目で一度確かめたらよかろうと思う。

「そんな量では効かない。なぜなら、これこれの臨床試験の結果がある」というのが否定派の論拠だが、臨床試験は「仮説」、仮説は追試験で確認すべきなんですね。自分で一度やってみるという考えは浮かばないのでしょうか。

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