サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

川崎医科大 膵臓手術の新技法開発

難しい膵頭十二指腸切除術で、合併症を無くす画期的な手法を15年かけて考案。
山陽新聞 6月6日

川崎医科大の上野富雄教授(消化器外科学)が、難易度が高いとされる膵臓(すいぞう)の手術をより安全に行うための技法を開発し、同大付属病院(倉敷市松島)で取り組んでいる。自らが考案した補助器具を使って実現させた。他の臓器にも応用できる可能性があるという。

上野教授が考案した技法は、吻合の際、糸をつけた針が膵管の内外を繰り返し行き来する従来のやり方でなく、膵管を貫通することで内壁を傷付ける恐れをなくした。ピンセットの先端に樹脂を付けた補助器具を駆使して糸を操りながら、よりしっかりと小腸などに縫い合わせられ、膵液の漏れを防ぐことができる。

こうした地道な努力と工夫が患者を救うのですね。

モバイルバージョンを終了