サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

キーボードの分解掃除

今日は思いついてキーボードの分解掃除をしました。毎日使っているキーボード、弘法も筆を選びます。なんやかんやと一日に1万字くらいは打っているのではないでしょうか。

私の使っているキーボードは、東プレのREALFORCE 108UBK。変荷重/静電容量無接点。高級キーボードといわれ、根強い人気があります。18000円ほどするけど、その価値はあると思います。これはパソコン付属のキーボードと使い比べてみればすぐにわかります。

「贅沢にしてるねぇ」ってことはないですよ。ノートPCなんて、2009年製の富士通のFMV-S8390を、2013年に中古で実質17,000円で買い、いまだに使っています。(キーボードと同じ価格だ!)確か発売当初の価格は22万円でした。デジタルオーディオ専用機で、旧『すい臓がんカフェ』(現在は『膵臓がん患者と家族の集い』)にたまに持ち出してパワポを使うくらいですから、これで充分。製造から10年経つのに起動も速く快適です。もっとも、ハードディスクはSSDに載せ替え、Windows10にアップデートしメモリも増設しています。

必要なところに必要な投資をするということです。

東プレのREALFORCEの特徴

静電容量無接点の適度な反発感がいいんですね。疲れません。小指で押すキーは少し軽くなっている変荷重方式です。余計なひらがな刻印がないのも好感が持てます。

もう4年くらい使っているでしょうか。ときどきブロアーや綿棒で掃除をしてやっているのですが、キーキャップも相当汚くなってきたので、思い切って分解掃除をすることにしました。

ゴールドのレーザー刻印もきれいですが、薄汚れて見えます。「K」のキーだけは少し薄れた印象がありますが、私のイニシャルがKだからでしょうか。その他のキーは新品同様の輝きです。

用意する工具

キーキャップを外すのには、専用の引き抜き工具を使います。ピンセットやドライバーでも外れなくはないが、傷が付きます。

FILCO のKeypullerが一押しです。

対角する2つの角に引っかけて、真っ直ぐに上に引っ張るのがコツです。ときどき反動でキャップが飛んでいってしまいます。行方不明にならないように、部屋の中を整理してから作業した方が良さそうです。

キーボードの分解

REALFORCEの分解には工具は不要です。

メンテナンスを考慮した設計になっているんですね。メンテナンスをしながら長く使えるようにというメーカーの考えなのでしょう。

① キーキャップを外す前に、写真を撮っておきます。どのキーに入れれば良いのか、まちがわないためです。

② 裏ぶたにある4つのツメを指で押してやれば、上のカバーが徐々に外れてくれます。

③ 上のカバーを外した状態。基板も四隅を落とし込んであるだけで、ネジなどは使っていません。

④ キーキャップをすべて引き抜きます。結構な埃やゴミがありますね。お茶ミルで挽いた緑茶の粉末もあるのかもしれません。白毛らしきものも。茶色くなっているのは、赤さびが浮いているものです。食べ物カスが入り込んでいたのでしょうか。

喫煙しながら打っている場合はもっと凄いことになっているのではないでしょうか。

キーキャップの洗浄

⑤ ぬるま湯に中性洗剤を入れて、キーキャップをごしごしとシジミを洗うように洗います。1個ずつ5つの面を丁寧に指でこすって汚れを落とします。風呂場で湯垢取りのメッシュに入れて洗ってやりました。

⑥ しっかり濯いだキーキャップは、新聞紙の上に広げて扇風機で良く乾燥させます。3時間ほど乾燥させたかなぁ。水分が残っていると故障の原因になります。

基板の掃除

⑦ キーキャップを乾燥させている間に、内部のゴミを取ります。インスリン注射の際に使っている消毒用エタノールを流用しました。これと綿棒やティッシュで丁寧に汚れを取っていきます。

⑧ すっかりきれいになりました。

⑨ 基板を取り外して、裏蓋もきれいにします。

組み立て

事前に撮影しておいた写真を見ながらキーキャップの取り付け。

スペースキーと矢印キーは、向きを間違えやすいです。高い方(左)が、キーボードの手前に来るようにはめ込みます。

完了です。綺麗になり、入力作業も快適です。

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