サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

免疫細胞療法は斜陽産業

湘南メディカルクリニック新宿院が5月末で閉院し、AGA(男性脱毛症)治療の専門クリニックに変身するようです。

院長の阿部吉伸医師は『アクセル+ブレーキ療法』を提唱し、オプジーボなどの免疫チェックポイント阻害薬とリンパ球療法などを併用して治療してきた方です。

治療費は1クール300~400万円で、全体の治療費はこれにがんのステージを掛ければ大まかな金額となるそうなので、ステージ4なら1600万円ほどの治療費ですね。

↓、YouTubeでも同じ内容をアップしています。

このクリニックは昨年、はあちゅーさんらの「血液クレンジング」炎上事件でも取りあげられたクリニックです。がん治療だけではなく、儲けになる治療法を探していたようですね。

これからはAGAだと判断したのでしょう。

がん治療の新たな潮流となった免疫チェックポイント阻害薬。急速に開かれていく新市場をめぐり、開発競争が繰り広げられています。海外癌医療情報リファレンスに次のような記事が載っています。転移性非小細胞肺がんの一次治療として免疫チェックポイント阻害薬転移性非小細胞肺がん患者に対する一時治療薬として、アテゾリズマブ(販売名:テセントリク、Genentech Inc.社)が承認された。FDAが、転移性非小細胞肺がんに対して、免疫チェックポイント阻害薬の一種を承認したとのニュースですが、ポイントはここですよね。PD-L1高発現...
免疫療法が、がんの一次治療となる時代 - 残る桜も 散る桜

こちらの記事でも取りあげましたが、FDA(米国食品医薬品局)が、免疫チェックポイント阻害薬を一次治療として使用することを承認しています。

これまでは抗がん剤を使いきったとか、抗がん剤と併用でなければ使うことができなかった免疫チェックポイント阻害薬を、最初から使っていいよとなったのです。

こうした流れはいずれ日本にもやってきます。

エビデンスがあり、健康保険で使える免疫療法が次々と登場するのに、高価な自由診療の、しかも20世紀の治療法に多額の治療費を掛けるメリットは見いだせなくなっています。

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