サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

ビタミンD、メラトニンは新型コロナウイルス感染症の重篤化を防ぐ。トランプ大統領も摂取

トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染したというニュースの続報で、ビタミンD、メラトニンを服用したと報じられています。

ホワイトハウスのショーン・P・コンリー医師によると、亜鉛、ビタミンD、メラトニン、アスピリン、ファモチジンを服用しながら、重症化を防ぐため治験中の米製薬大手リジェネロン社の抗体カクテルREGN-COV2を8グラム投与しました。

このブログの読者なら御存知の通り、私は膵臓がんの初期からずっとビタミンDとメラトニンを服用しています。免疫系を強化するのですから、がんにもコロナウイルス感染症にも効果があるのでしょう。

ビタミンD不足は新型コロナ感染症を重症化させる

このブログでも既にビタミンDとCOVID-19の関係は、何度も取り上げており、ビタミンD不足を避けるために、日光浴、青魚などの食事、サプリメントを摂ることを勧めています。

また、膵臓がんへの効果も認められています。私は毎日1000IUのビタミンDを摂っています。

 medRxivは、査読前の医学分野の論文を受付し、新しい知見の迅速な共有やフィードバックを受けるためのプラットフォームを無料で提供するサービスで、2019年6月に立ち上がっています。最近は新型コロナウイルス感染症 COVID-19関連の論文も多数アップされています。ビタミンD不足は重症化しやすいそれらの中に、ビタミンD不足の新型コロナウイルス感染症患者は重症化しやすいという論文があります。https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2020.04.24.20075838v1COVID-19の重症化因子として、高齢者、男性、肥満、高血圧、糖...
ビタミンDが不足しているとCOVID-19で重症化しやすい - 残る桜も 散る桜

さて、こちらの論文にもまとまっていますが、

Background To investigate the association between serum 25-hydroxyvitamin D levels and its effect on adverse clinical outcomes, and parameters of immune function and mortality due to a SARS-CoV-2 infection. Study design The hospital data of 235 patients infected with COVID-19 were analyzed. Results Based on CDC criteria, among our study patients, 74% had severe COVID-19 infection and 32.8% were vitamin D sufficient. After adjusting for confounding factors, there was a significant associat...
Vitamin D sufficiency, a serum 25-hydroxyvitamin D at least 30 ng/mL reduced ... - 

ビタミンDの血中濃度:25-ヒドロキシビタミンD(25OHD)が30ng/mL以下では死亡率が高いとなっています。

赤丸が死亡者、白丸が生存者

点線の40ng/mL以下でも死亡者が散見されます。また、意識障害や低酸素症の発生率も高くなっています。

ビタミンDは免疫システムに必須

上の論文には次のように書かれています。

ビタミンDはCOVID-19に対する保護効果があることが示唆されています。ビタミンDは免疫調節活性を持っていることが示されています。ビタミンD [1,25-ジヒドロキシビタミンD]は、免疫細胞内の受容体(VDR)と相互作用し、細菌性およびウイルス性病原体の侵入に応答して、自然免疫系および後天性免疫系を調節します。また、レニン-アンジオテンシン経路のモジュレーターとして機能し、ACE-2をダウンレギュレートします。したがって、ビタミンDは、一般的に死亡の原因となるサイトカインストームとそれに続くARDSを予防することにより、COVID-19の治療に役立つ可能性があります。

また、別の論文でも

このように自然免疫と獲得免疫の療法に必須であり、不足すればSARS-CoV-2ウイルスの増殖につながります。

ビタミンDをどのように摂ればいいか

厚生労働省のビタミンD摂取基準は18歳以上で220IUとなっていますが、海外ではもっと高くて600~800IUです。日本の基準は低すぎると考えています。

ビタミンDを多く含む食品などを積極的に摂り、外に出て日光浴をすることで、必要なビタミンDは産生できるでしょう。しかし、紫外線の少ない冬場や、高緯度に住んでいる、ほとんど外出しないなら、サプリメントで補給しても良いでしょう。

コロナ禍が収まるまでは、上限の4000IUまでなら副作用の心配はないと言われているので、その程度をサプリメントで補充しても良いと思います。

「このブログの関連記事」にたくさんのビタミンDに関する記事を集めました。参考にしてください。

メラトニンとCOVID-19

メラトニンと新型コロナウイルス感染症との関係は、

現在のCOVID-19パンデミックは、最近の歴史の中で最も破壊的な出来事の1つです。このウイルスは、若くて健康な集団に比較的小さな被害を引き起こし、高齢者や慢性炎症の疾患を持つ人々に生命を脅かす危険をもたらします。したがって、もし私たちが脆...
メラトニンはCOVID-19パンデミックの重症度を軽減できますか? - Bibgraph(ビブグ... - Bibgraph(ビブグラフ)

などで発表されています。明確に臨床試験によるエビデンスではありませんが、可能性があるとされています。

メラトニンは松果体から分泌され、受容体を介して概日リズムの同調を行い、睡眠ホルモンとして知られている。他にも広範囲にわたる強力な抗酸化物質としての役割、抗炎症作用も知られている。メラトニンはSARS-CoV、SARS-CoV-2などの受容体であるACE2の発現を間接的に調節することにより、これらCoVの細胞内侵入を阻止する可能性がある。すなわち、カルモジュリンのACE2受容体への結合を阻害して、CoV感染の重要な過程である外部ドメインの排出を抑制している。

また、メラトニンはミトコンドリアを標的とした抗酸化作用を介してDNAの保護を行っておりCOVID-19においてもCRSストレスに対して機能不全に陥ったミトコンドリアの回復に有用である可能性がある。

メラトニンは日本では処方箋なしでは入手できませんが、私は膵臓がんの術後すぐから個人輸入でメラトニンを摂っています。

こうした代行業者があるので、ここから個人輸入です。

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