サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

組織内加温によりステージⅣの膵癌が縮小

細い針の先端部分に加温ヒーターと温度センサーを取り付けたデバイスを、腫瘍内部に差し込んで、腫瘍の温度を60°cにまで上げます。これによって温度に弱いがん細胞を死滅させる技術です。

ハイパーサーミアのように外部から加温をするのではなく、腫瘍の近傍に集中的に加温をするので効果が期待できます。

すでにペット用としては国内でも実用化をされています。

今回ウクライナ国立がんセンターと共同で医師主導臨床試験が行われ、その結果すべての症例において膵癌腫瘍の退縮が認められました。

国内でも早期に承認されることが期待されます。

がん細胞を約60度に加熱する

アドメテックは、愛媛大学医学部、工学部による研究・実績・協力のもとに、現状の課題やリスクを可能な限り克服した治療法をみいだしました。それが「治療部位への確実な入熱」と「精密な温度制御」および「がん細胞の確実な細胞死」を可能とする装置や方法です。

それは、極微細径の加熱針をCTやエコーでガイドしながら、がんの患部へ到達させて加熱します。全身麻酔は必要ありません。
患部が大きめの場合は、複数本の針を到達させます。次に針先端部にある極微小なヒーターで、患部を一定時間約60度に温度制御します。
さらに入熱後、がん細胞が弱ったところに樹状細胞やCTLなどの免疫細胞を入れて抗原掲示させます。このことで免疫細胞が敵であるがん細胞を覚え、全身に散ったがんを攻撃します。

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