サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

KRAS遺伝子変異の膵がんに有望な治療法が見つかる

もしかすると膵臓がんに新たに有効な治療法が登場するかもしれません。

膵臓がんは、治療抵抗性が高いことで知られる、急速に進行する疾患である。多くのがん種および膵臓がんのほとんどは、KRASと呼ばれる遺伝子の変異が引き金となることから、研究者らはこれまで、変異を生じた遺伝子によって作られる変異型KRASタンパク
KRAS標的薬MRTX1133が非臨床段階で膵臓がんに有望 | 海外がん医療情報リファレンス - 海外がん医療情報リファレンス

以上は「海外がん医療情報リファレンス」より。

今回はマウス実験での結果ですが、このMRTX1133(KRAS阻害薬アダグラシブ)は抗EGFR抗体薬セツキシマブとの併用で、ヒトに対して、KRAS G12C遺伝子変異陽性転移性大腸がんに対して腫瘍縮小効果が確かめられています。⇓(膵がんはKRAS G12D遺伝子、一文字違う別の遺伝子です)

KRASG12C遺伝子変異陽性転移性大腸がんに対するKRAS阻害薬アダグラシブ±抗EGFR抗体薬セツキシマブ、抗腫瘍効果を示す

膵臓がんのKRAS遺伝子変異に対するはこれ以外にも開発が進んでいるようですが、一日も早い臨床への適用が待たれます。

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