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米国対がん協会『がんになってからの食事と運動』


2012年、米国対がん協会の最新ガイドラインが発表され、その翻訳『「がん」になってからの食事と運動―米国対がん協会の最新ガイドライン』が6月に出版されています。「がんになり、初期の治療が一段落した後、どんな食事や生活をすればよいか。がん体験者と家族の方々がかならず直面するこの問題について、最新の科学的根拠に基づくアドバイスを提供する」ことを目的にしています。

としたうえで、非常にシンプルなガイドラインを提唱しています。

がん生存者の栄養と運動に関する米国対がん協会のガイドライン(2012年第4版)

健康的な体重を維持しましょう。

定期的に運動しましょう。

野菜、果物、全粒穀物が多い食事パターンにしましょう。


がん予防のための栄養と運動に関する米国対がん協会ガイドラインの概要(2012年)

生涯を通じて、健康体重を達成し維持しましょう。

運動をしましょう。

植物性の食物に重点を置いた、健康的な食事を摂りましょう。

※1盛り:1/2カップの調理野菜、1/2カップの細切れ果物、1/4カップのドライフルーツ、1個の新鮮な果物(中程度のリンゴ、バナナ、オレンジ)、1カップの緑の葉の生野菜。1カップは250ml。

飲酒する場合は、量を制限しましょう。


ついでに関連する世界がん研究基金の指針を。

世界がん研究基金と米国がん研究機関のがん予防指針(2007年)

  1. やせ(BMI18.5未満)にならない範囲で、できるだけ体重を減らす。
  2. 毎日30分以上の運動をする(早歩きのような中等度の運動)。
  3. 高カロリーの食品を控え目にし、糖分を加えた飲料を避ける(ファストフードやソフトドリンクなど)。
  4. いろいろな野菜、果物、全粒穀類、豆類を食べる(野菜と果物は1日400g以上)。
  5. 肉類(牛・豚・羊等。鶏肉は除く)を控え目にし、加工肉(ハム・ベーコン・ソーセージ等)を避ける(肉類は週500g未満)。
  6. アルコール飲料を飲むなら、男性は1日2ドリンク、女性は1ドリンクまでにする(1ドリンクはアルコール10~15gに相当)。
  7. 塩分の多い食品を控え目にする。
  8. がん予防の目的でサプリメントを使わない。
  9. 生後6か月までは母乳のみで育てるようにする(母親の乳がん予防と小児の肥満予防)。
  10. 治療後のがん体験者は、がん予防のための上記の推奨にならう。

私の考え方はブログに書いてきた通りだが、次回にまとめるかも。

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