サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

魚を食って運動すれば、再発率は下がる

魚を食べて運動をすれば、がんの予防や治療に効果があることは、すでにいくつかの科学的根拠=エビデンスが存在しますが、このほどASCOの発表で大腸がんにも効果があることが実証されました。

運動と魚を多く含む食事が大腸癌の再発予防に有効な可能性
研究者らは、魚の摂取頻度が週2回未満あるいは運動時間が週1時間未満の患者では大腸癌再発のリスクが約2.5倍になることを明らかにした。赤身肉の摂取、アルコール摂取、喫煙など、大腸癌再発のリスクに影響を与える他の食事因子については特定できなかった。

研究者らは、魚に含まれるオメガ3脂肪酸が何らかの方法で大腸癌リスクを低減させるという仮説を立てた。魚および運動に関する今回の試験における知見は、初発大腸癌の罹患リスクを上昇させる要因について調査した先行研究結果と一致する。
運動の潜在的利益は、ますます評価されている。運動は体内の炎症を軽減し、肥満防止に有効である。なお、これら2つ(炎症と肥満)は大腸癌のリスク因子である。また、運動は血液中のインスリン濃度を低下させる。インスリンは、正常細胞および悪性細胞双方の増殖因子である。

EPA(オメガ3脂肪酸)については、このブログで何度も紹介しています。末期の患者さんからも「効果を実感している」とのコメントをいただいています。

今回のASCOの研究は大腸がんが対象でしたが、他のがんでも多くの研究で効果が示唆されています。消化器系のがん、膵臓がんにも効果があることが実証されています。

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