現代ビジネスに『ガン治療の名医100人【部位別完全リスト】?この人でダメなら仕方ない』の企画が載っています。
ま、この手の企画の信憑性はイマイチだとは思いますが、やはり気になります。大場大医師の『東大病院を辞めたから言える「がん」の話』にも、ある病院が、数百万円を渡して病院ランキングに載せてもらったという話が書かれています。
今回の企画は病院ではなくて医師本人ですから、大学病院の勤務医の安い給与では大金を積むことは難しいはずで、その点、金で買ったランキングの可能性は低い。
ユニークなところでは、がん哲学外来の樋野興夫医師、すばるクリニックの伊丹仁朗医師、平岩正樹医師、このブログでも何度か取り上げている、原発の放射線影響に警鐘を鳴らしてきた北海道がんセンター名誉院長の西尾正道医師らがいます。私がセカンドオピニオンを受けたUASオンコロジーセンターの植松稔医師も。
腫瘍内科医では勝俣範之医師、パンキャンの活動にもよく参加している奥坂拓士医師。
私の主治医であり、手術をしてくださったがん研有明病院 肝胆膵外科部長の齋浦明夫先生の名もありました。
膵臓がんが専門。日本屈指の外科医で、「若き神の手」と呼ばれる。難易度の高い手術に日々取り組む努力家。
との紹介でした。
私の膵臓がんが再発・転移もしていないで8年を迎えられたのは、齋浦先生の術式がすばらしかったことが最大の要因だと思って感謝しています。今年の診察でこんなことも言っていました。
がん研で膵臓がんの手術をした患者では、6年目に再発した方が一人いるが、その後はいません。あなたは8年目だから、まず大丈夫だと思いますよ。
ご自身の術式に絶対の自信を持っている印象を受けました。
齋浦先生、いつも笑顔で患者にも丁寧な説明を心がけています。そのせいもあり、診察が予定通りに始まることは稀で、1~2時間遅れは普通でした。超多忙なためか、いつも数カ所のひげを剃り残して、色白でハンサムな顔に黒い毛が目立ちます。
しかし、なんで最後に済陽高穂の名があるんだろ? いい企画だと思ったが、唯一の汚点だなぁ。