サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

膵臓がんの緩和ケア

旧『すい臓がんカフェ』(現在は『膵臓がん患者と家族の集い』)無事に終わりました。スタッフの皆さん、ありがとうございました。

遠方からの方は帰宅がたいへんだったようですが、無事に帰ることができたのでしょうか。


大津秀一先生が、文京区目白台に『早期緩和ケア相談所』を開設されるそうで、そのホームページもできております。8月からの予約も受けつけております。自由診療です。

そのサイトで、膵臓がんの緩和ケアについて書かれていることが参考になります。

一般に膵臓がんの終末期の痛みは、コントロールが難しいのですが、膵臓がんブログでも最期はほとんど痛みがない方も結構いるので、あまり悲観的になる必要はありません。しかし、経験の浅い未熟な緩和ケア医だと、痛みに適切に対処してくれない可能性もあります。

事前に知識を仕入れて、準備をしておくことで安心できるのではないでしょうか。

早期からの緩和ケア外来・相談を行っている緩和ケア医(緩和医療専門医)の大津秀一が解説する膵臓がん(膵がん)の緩和ケア。膵臓がんのつらい症状の緩和法について説明します。膵臓がんも痛みを起こし、神経障害性疼痛を併発すると医療用麻薬も効きづらく治療に難渋することもあります。また腹水や上部消化管閉塞等が問題になります。気持ちのつらさなど様々な問題が起こり得、早くから継続的な緩和ケアによる対処が重要です。
膵臓がんの緩和ケア 早期からの緩和ケア - 早期緩和ケア相談所

「がんの初期からの緩和ケア」という理想論は結構ですが、ほとんど機能していませんから、期待しても落胆するだけです。患者が「痛み」に対する知識があり、医師に適切に訴えることができれば、初期からの痛みにも対処できるようになるでしょう。

膵臓がんを治すことを第一に考える。しかし、最悪の事態の備えて最善の方法を考えておく。これも必要なことです。

「想定外」を想定して、入念な足を使った調査と、シミュレーションが必要ですね。そして、いつまで抗がん剤を続けるのか、止め時を決めておくことが大事です。

大津先生のこの本も大いに参考になります。(第2版になってずいぶん値上がりした)

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