サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

野菜を摂れば膵臓がんになる?

果物を食べ過ぎると、糖質が多いので膵臓がんになりやすい。野菜特に黄緑色野菜を多く摂れば、がんのリスクが下がる。そう理解しているのですが、もしかすると違うかもしれない。という国立がん研究センターのコホート研究が発表されています。

果物・野菜の摂取は、いくつかのがんに対する予防的効果の可能性が示されていますが、膵がんとの関連について、これまでの研究結果は一定していません。そこで、私たちは多目的コホート研究において、果物・野菜の摂取量と膵がんの罹患との関連を検討しました。

全果物摂取量の最も多いグループでは、最も少ないグループに比べて膵がん罹患のリスクが低下していました(図)。柑橘類(3品目)に限定してみても、ほぼ同程度でリスクが低下していました(図)。果物摂取と膵がん罹患リスク低下の関連は、非喫煙者でより明瞭でした(図なし)。一方、全野菜摂取の最も多いグループでは、最も少ないグループに比べて膵がんリスク増加が認められました(図)。特定の種類の野菜では、膵がんリスクとの関連は明らかではありませんでした(図)。全野菜摂取と膵がん罹患リスク増加の関連は、喫煙者においてのみ統計学的に有意でした(図なし)。

果物摂取は、膵がん罹患のリスク低下と関連が認められました。果物に含まれる、ビタミン等の抗酸化成分が膵がんのリスク低下に関係していると考えられました。一方で、野菜摂取は、リスク増加との関連が認められましたが、喫煙者でリスクの増加が顕著になることから、野菜とタバコに含まれる成分との相互作用の可能性が考えられましたが、明確な理由はわかりませんでした。

症例数が多くないので、確かなことは言えないようですが、喫煙者で野菜を多く摂るとリスクが高くなることらしい。

既に膵がんになった人に対しては、この研究では分かりませんが、何とも気になるコホート研究です。

ここ数日、シャインマスカットや柿をたらふく食べました。

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